この世には世界4大アニメーションフェスティバルと呼ばれ、
受賞者はとても高い名声を得るという、世界中の自主制作アニメーターが目指す伝説の4つのコンテストが存在するらしい・・・・・
世界4大アニメーションフェスティバルとは
広島国際アニメーションフェスティバル
広島で2年おきに開催される映画祭。
1985年被爆40周年記念事業として創設。
2016年は8月18日(木)~22日(月)に開催
ザグレブ国際アニメーション映画祭
クロアチアのザグレブで開催される映画祭
オタワ国際アニメーションフェスティバル
毎年9月にカナダの首都オタワで開催される映画祭
アヌシー国際アニメーション映画祭
カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させ設立された。
6月に開催される世界最大、最長の歴史を誇る。
この4つが世界4大アニメーションフェスティバルと呼ばれています。
さて、昨年(2014年)はいったいどんな作品が受賞したのでしょうか。
グランプリ受賞作品のトレイラーをご紹介して、その傾向と対策を考えたいと
思います。
広島国際アニメーションフェスティバル
デイジージェイコブスさんの「The Bigger Piture」
オタワ国際アニメーション映画祭
ピョートル・ドゥマウアさんの「Hipopotamy」
アヌシー国際アニメーション映画祭
ダヒ・チョンさんの「Man on the chair」
ザグレブ国際アニメ映画祭
チョン・ユミさんの「Love Games」
受賞作品に共通する傾向と対策が見えてきましたね。。
それはどうやら・・・
芸術性があるっぽく見えること
これが何より大事です。
当然のようにどのコンテストも受賞作は芸術性があるっぽく見えます。
まるでアートのような作品も多く見受けられます。
変わった手法で手が込んでいて、オリジナリティがあるものが好まれるのでしょう。
ではどうすれば芸術性があるっぽく見えるかといいますと。。
1 静かであること
全体的に静かなほうがシュールで雰囲気がある、味がある作品、と思われやすいです。
2 奇妙であること
奇妙なものほど「ハイセンス」な気がしがちです。
アニメだからこそ表現できる奇妙な世界観をもつことが大切です。
3 内なる感情みたいなものを表現しちゃう
きちんとしたわかりやすいストーリーやオチはなかったりします。
内なる感情を表現した作品のほうが才能あるっぽく見えるのです。
審査員もそういう作品を選ぶことによって「それを評価してる俺って大人やわぁ、高尚やわぁ」となるのでしょう。たぶん。
4 セリフが少ない、もしくはない
大きなコンテストの受賞作品はこういったものが多いです。
1つめの「静かであること」と同じ理由もありますが、
色んな国の人に見てもらうためにもセリフがないほうが圧倒的に有利です。
もちろんyoutubeで自主制作アニメの再生数を増やしたいという時もセリフが
ないほうが有利だと言えます。
5 音楽が良い
基本過ぎますが、音楽も重厚感のあるものが使用されています。
自主制作アニメの最大の難関かもしれません。やはりフリーの音源や効果音では
うまく世界観にあうものは少ないと思います。
まとめ
僕が今制作中の作品はこれらの傾向と間逆の作品なので大きなコンテストでは
見向きもされない恐れがあります。。
世界中の人が楽しめるようにセリフはなしにして表情やしぐさで感情を伝えていこうと思っています。
でも芸術なんて興味ないし、静かで奇妙なのも見てると眠たくなるので、
世界4大アニメーションフェスティバルのことは気にせず、ほのぼのした物語を作っていこうと思います★