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Konifar's WIP

親方!空からどらえもんが!

仕事で質問する時に意識していること

最近若めのヨルダン人エンジニアが入社してきまして、新卒の頃の自分を見ているようですごく懐かしい気持ちになります。

当然わからないことも多いので色々質問してくれるんですが、 質問の仕方をもう少し工夫した方がお互いに効率いいんじゃないかなぁと感じて注意することがあります。すごく素直な子なので、注意するたびに「はいッ!すみませんッ!」と流暢な日本語で答えてくれるんですが、逆に何度もそんなやり取りさせて申し訳ないなぁと思ってしまいます。

で、注意しつつも「自分自身こういうところに気をつけて質問してるよ」というのをちゃんと整理できてないなぁと思ったので、今後のためにもざっとまとめておこうと思います。

自分は小さい会社でエンジニアとしてしか働いたことがないので、他の会社では当てはまらないかもしれないです。あくまで 自分が仕事で質問する時に意識していることとしてまとめます。

タイミングを見計らう

大体みんな忙しそうなので、 聞くタイミング重要です。 例えば、19時過ぎにはあんまり聞きに行かないようにしています。その時間に残っている人にとっては、「よし、集中するぞ!」という時間帯だと思うので、質問して集中を切らしてしまうのも悪いからです。締切直前なんかも同様です。

とはいえ、優先度の高い仕事だと、今すぐ質問しないといけないこともありますよね。タイミングが悪いとか言ってられないので聞くしかないです。そういう時は、状況を最初に伝えるようにしています。 「忙しいと思うんですけど、ちょっと優先度が高くて今聞きたいんですが大丈夫ですか?」みたいな感じです。

細かいところなんですが、これだけでもお互い気持ちよくやりとりできたりします。まぁこれは社内の雰囲気にもよるので、あんまり意識しなくてもいいかもしれません。常に雑談しながら仕事してすごい成果を上げているようなところもありますしね。

時間を区切る

昔よく失敗したのは、 「今ちょっとよろしいですか?」から始まって全然ちょっとじゃなかったというパターンです。気軽に聞きに来た割に話が長いってやつです。

質問で15分を超えそうだったら事前に話して相手の予定を確保しておくようにしています。そもそも話が長くなるかどうかわからないこともありますが、その場合も同様に時間を取ってから質問します。

または、最初に 「5分で答えられる範囲でかまわないんですけど」という感じで切り出すようにしています。こうすると、5分以内で話せる内容かどうかを相手に判断してもらうことができるので、「それ5分じゃ無理だからちょっと後でもいい?」みたいなやり取りを最初に済ませることができます。

何をどのくらい聞きたいか明確にする

これも新卒の頃によく失敗したんですが、 「ちょっと意見聞きたいんですけどいいですか?」みたいなふわっとした質問だと、相手も何をどこまで話せばいいのかわからないので微妙な空気になります。なので、何をどのくらい聞きたいのか明確にしてから質問しに行くようにしています。

初めての仕事で、自分自身何を聞きたいのかよくわからないこともあります。右も左も分からないってやつです。そういう時は、 「ちょっと何もわからないのでとっかかりとなる話が聞きたいんですけど」みたいな聞き方にしてます。

また、自分の質問がどのくらいのボリュームなのかわからないこともありますよね。そういう時は 「すぐわかったらでいいんですけど」「もし知ってたら聞きたいんですけど」といった枕言葉を置くようにしています。そうすると、聞いた相手がわからない範囲まで無理にその場で調べて答えてくれたりする、みたいなことも起こりにくいです。

自分の仮説を持つ

個人的には、これが一番重要だと思っています。 「これってどうしたらいいですか?」みたいな質問の仕方は、基本的にやめた方がいいです。

例えば、「メール送っといた方がいいですか?」と聞かれたとしてもそれは状況によって変わるわけです。なので、 必ず自分の仮説を伝えた上で聞くようにしています。この例で言えば、「先方に〇〇と言われてて、△△のような経緯もあるので一通メール送っといた方がいいと思うんですけど、どう思いますか?」といった感じです。

仮説を持った上での質問だと、聞かれた相手はそれをたたき台にしてアドバイスしやすいんですよね。また、仮説を持つ癖をつけることで、自分自身の思考訓練にもなるのでメリットは大きいです。

もちろん最初はめちゃくちゃな仮説になるかもしれませんが、少なくとも自分が聞かれる立場の時にはそれでも全く構わないと思っています。まずは自分の仮説を持って、それから質問することが大事です。

お礼を言う

質問が終わったらお礼を言った方がいいです。

あまりに自分が恥ずかしい質問をしてしまった時は、なんかバツが悪いというか微妙な空気になってしまうこともあるんですけど、そういう時こそちゃんとお礼を言って去った方がお互い気持ちがいいです。

感謝の気持ちってちゃんと表現しないと意外と伝わらないので、ちょっと大げさなくらいでもいいんじゃないかなぁと思ったり。質問受ける人も人間ですし、自分ならまた協力してあげたいなという気持ちになります。

また、色々突っ込まれまくってお礼を言うどころじゃなくなった時には 「ちょっと自分の考えが足りなさすぎたんで、もう少し考えてからまた伺います!すみません!」みたいな感じでハッキリ謝って素早く身を引くようにしています。

まとめ

『仮説を持ってタイミングよく質問して、終わったらお礼を言う』

これはあくまで自分の経験に基づく意識なので、業種や会社によっても違うかもしれません。

自分が質問するとなんか冷たくされちゃうなぁと感じている人は、もしかしたらこの辺を意識してみるといいのかもしれません。

まぁ質問する側としてこういう意識は大事だと思うんですが、聞かれる側としても気軽に質問しやすい雰囲気を作っておくように意識しておきたいです。

SHIROBAKOの本田さんみたいな感じの大人が理想です。

matome.naver.jp

もっとなんでも言ってくれていいから、一人で抱え込まないで。失敗しないで成長した制作なんて俺知らないもんね。

以上です。