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2015年3月21日土曜日

資料 北海道新聞セクハラ怪死事件 その1



● 週刊新潮 2015年3月19日号

北海道新聞「嘱託看護婦」が焼死直前に遺したダイイング・メッセージ

 住宅火災40歳女性死亡――こんな見出しのベタ記事が掲載された直後、新聞各社にセクハラ被害を訴える告発文が一斉に届いた。差出人は前夜の火災で焼死した美人看護師たった。
 2月21日付北海道新聞夕刊によると、
 〈21日午前5時15分頃(略)木造2階住宅の内部を焼いた。この家に1人で住んでいた嘱託社員松本昌子さん(40)が2階寝室で倒れており、病院に運ばれたが一酸化炭素中毒で死亡が確認さ
れた。(略)1階階段付近の燃え方が激しく、同署で出火原因を調べている〉
 記事中の”嘱託社員”という記述が気になるが、他でもない、この女性は北海道新聞の嘱託社員だった。
 「松本さんは函館支社で看護師として働いていたのですが、実は社内でセクハラ被害に遭ったと訴え、トラブルになっていたのです」
 と道新関係者が囁く。
 彼女がマスコミに送った告発文には、同社総務局作成の「ハラスメント相談報告」なる内部文書も添付されていた,それによると、”セクハラ事件”は昨年12月8日に催された職場忘年会の2次会、3次会で起きていた。
 〈カラオケ店に向かう途中、(略)突然K次長に右手を強く握られた〉
 〈K次長の「ねえ、ねえ、エッチしたいときはどうしてるの?」という言葉に相談者は「え???」となった〉
 〈K次長が(略)足をなでまわしたり、体をぎゅっと強く押し付け(略)「やらせろ、男がやりたいと言ったらやらせなきゃダメなんだよ」「オレは女を見るときはやりたいか、そうじゃないか、それでしか見ていない。松本さんは来た時からやりたいと思っていた」などと言い、相談者を1時間あまり軟禁状態にした〉
 事実とすれば、かなり露骨なセクハラである。

報道機関の資格なし

 10日後、松本さんは社内のセクハラ相談窓口に被害を告白。それを受けて、件のK次長らは謝罪文をしたため、直接謝罪もした。だが、K次長らに対し異動も処分も下されなかったことから、彼女の怒りの矛先は道新全体に向けられることになった。
 告発文の最後はこう締め括られている。
 〈人を人とも思わない。そのくせ、新聞では庶民や弱者の味方のようなふりをする。道新に不正を追求する報道機関の資格はありません。(略)もう道新と戦うのに疲れ果てました。終わりの見えないPTSDの苦しみから解放され楽になりたい。でも、この手紙を書くまでは絶対に死ねない。復讐の気持ちだけが自分を支えていました〉
 告発文の日付は2月20日――翌日、彼女は帰らぬ人となった。
 「スラッとした美人だった。セクハラに遭ってた? 大人しい子だから”何すんのよ”なんて言い返せなかっただろうね」(近隣住民)
 なお、道新経営企画局法務広報御担当曰く、
 「弁護士を交え改めて事実経過等について社内調査中であり、関係者の処分等も含め対応を検討していく」
 警察・消防によると、原因は自殺・他殺の可能性も含め捜査中とのことだが……。

▲:1階階段付近の燃え方が激しい、って、仮に自殺するとしてどうしてそんなところが「火元」になるというのだろう? 自殺ではない、としたら、他殺・謀殺ということなのだろうか?

 北海道新聞の新しい標語は、
<死人に口なし 北海道新聞>
 で決まりだろう。