日本に嫉妬心が芽生えた瞬間とは?「ため息が出る」「韓国にも探せば日本以上の話が...」―韓国ネット

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日本で人気のアニメ「妖怪ウォッチ」は昨年から韓国でも放送され、子供たちに人気だ。韓国メディア・SBSは4月30日、5月5日の「子供の日」を前に、「妖怪ウォッチ」を買うために大型ショッピングモールの玩具売場には行列ができていると報じた。全国で販売された「妖怪ウォッチ」の玩具は1万個、約5億ウォン分が30日だけで販売されたという。この日の玩具の売上は約20億ウォンで、「妖怪ウォッチ」関連商品が全体の4分の1を占めたとことになる。

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このような状況の中、韓国のネットユーザーが「日本に嫉妬心が芽生える瞬間」について掲示板に綴っていた。内容は以下のようなものだ。

このユーザーは、日本で人気の「妖怪ウォッチ」が韓国でも日本以上に人気を集めているとし、甥っ子にも「妖怪ウォッチ」の玩具をねだられたという。これに対し、「妖怪ウォッチの話を聞くと、妖怪研究が活発な日本に嫉妬心を感じる」としている。また「日本は韓国と違って昔話の中に妖怪が多いし、それをすべて映像や漫画などのコンテンツとして活かしている」と指摘。韓国にも「九尾の狐、プルガサリ、オドゥクニシなど昔ながらの妖怪があるが、名前を知っているだけで、正直どんなものかよく分からないし、物語も知らない」としている。一方で日本に関しては、「日本には『トイレの花子さん』『口裂け女』など有名なお化けがあるし、傘のお化けとか、座敷わらしみたいに昔話にもいろんなお化けが登場する」という。現代においても「ホラー映画の『リング』だって日本のアイディア」とし、「そういう日本がとてもうらやましい」としている。このネットユーザーによれば、韓国には「トケビ」と呼ばれる日本のお化けによく似た妖怪の話があるという。だが、トケビに関する研究があまりされておらず、キャラクターとしても大きな成功を収めたものはないとしている。

このユーザーは最後に、「韓流にも限界がある。文化コンテンツの元になるような、ストーリー性のあるキャラクターの創出がほしい時期だ」とし、「研究者に韓国の伝統文化や昔話の妖怪などを研究してほしい」と嘆願した。

この内容に対し、韓国のネットユーザーからも様々な意見が寄せられている。

「韓国の学会ではお化けの研究支援はあまり行なわれていない」

「日本の妖怪も全部が魅力的ではない。魅力的に見せるための努力をしている」

「韓国の神話を読んだら勉強になるかもしれない」

「韓国にも妖怪はいる。日本みたいに有能な作家がいないだけ」

「韓国の伝統文化というのは中国や日本の影響が強いので、どうしてもその下に見られる」

「うまく手を加えれば、韓国からも面白いキャラクターが誕生するはず」

「どんなに優れた伝統文化や昔話があっても、妖怪ウォッチのように面白いコンテンツとして作り上げることができなければ、結果的に無駄」

「韓国の現状が悲しい。探せば日本以上の話があると思う」

「ため息が出る。韓国にも自国文化に興味を持っているいい作家がほしい」

「日本人は自分のものも他国のものもうまく活かすことに長けている」

(編集 MJ)