今回は入手難易度がかなり高いと言われている、JCBブランドのブラックカード『JCB THE CLASS(ジェーシービー・ザ・クラス)』を実際に利用している私の、体験談を書いてみようかなと思います*1。
JCB THE CLASS作成を目指しているという方はもちろん、『いつかはブラックカードを…』と思っている方にとっても面白い情報になると思うので、是非、興味がある方は読んでみてくださいね。ブラックカードの世界が少しだけかもしれませんが垣間見えると思いますよ。
JCB THE CLASSを利用した感想まとめ:
JCB THE CLASSとはどんなクレジットカード?
JCB THE CLASSとはどんなクレジットカードを一言で表すとするなら、それは金持ちのためのクレジットカード。
正直、使っても使ってもポイントはたまりませんし、海外旅行傷害保険やショッピング保険などはJCBゴールドカードとそう変わらないので、クレジットカードのベーシックな機能だけを使う予定の方には、宝の持ち腐れになってしまうカードですね。
- 付帯保険やポイント制度などはゴールドカードに毛が生えた程度
コンシェルジュサービスに魅力あり:
ではどんな魅力がこのブラックカードには存在するのかといえば、それはコンシェルジュサービス(執事サービス)やグルメベネフィットなどの金持ちサービスが豊富に備わっているという点。
例えば『銀座にある有名寿司店、すきやばし次郎の予約を自分でするのは大変だから、代わりにしておいて』とか、『今度、札幌にいくから食べログの点数が高いフレンチレストランを予約しておいて』といったような依頼を無料ですることが出来ます。
実際に私はよく、自分で探すのが大変な時にコンシェルジュサービスを利用しますね。下記記事では、夏フェス時のホテル探しが大変だったので依頼してみました。
このようにコンシェルジュサービスを利用すれば自分で探すと数時間はかかるであろう作業であっても丸投げすることが出来るので、忙しいビジネスマンの方などにもおすすめです(渋谷で個室のある居酒屋を、18時から12名で予約したい!といった依頼も出来る)。
ディズニーランドの中のクラブ33にも入れる:
またJCB THE CLASS保有者であれば、ディズニーランドの中にある会員制の極秘レストラン、『クラブ33』に年に1度だけではありますが入ることが出来ます。
ご存知の方も多いように、クラブ33はすでに会員になっている人の紹介がないと入れないレストランなんですが、JCB THE CLASSさえあれば、誰の紹介もなしに利用することが出来るのですね。
他にもJCBとディズニーリゾートとの繋がりは強いので、事前に予約をすれば待ち時間無しでJCB協賛のアトラクションに乗れたりするなどのメリットがありますよ(順番が回ってくるまではJCBのラウンジで寛ぐことが可能)。
年会費は意外なほどに安い:
そんなJCB THE CLASSを保有するためにかかるお金ですが、実は5万円(税別)とそれほど高いわけではありません。月額にすれば4000円ちょっとで保有できるので、社会人として働いている方であればそれほど大きな負担というわけでもないですよね。
- 年間5万円(税別)が必要だが、月額換算すれば4000円ちょっとで保有できる
更にJCB THE CLASSを保有してれば、年に1回ほど2万円相当のプレゼントが貰える特典もあるので、実質的な年会費負担は3万円くらいだと言えます(5万円-2万円の特典で、実質3万円負担)。
とはいえ、入手が難しい:
『おお、その年会費なら負担できそうだ!』と思ったとしても、実は残念ながら入手が激ムズです。
JCB THE CLASSを作るためにはまず、JCBゴールドカードを入手し利用履歴を磨き、その後、JCBカード側から『この人は優良顧客だから、JCBゴールド・ザ・プレミアへの招待状を送ろう』と判断されることが必要。
そしてそのJCBゴールド・ザ・プレミアを入手してから更に利用履歴を磨き、最終的に『この人にならJCB THE CLASSの招待状を送っても大丈夫だろう』と思われた方のみが作成することが出来ます。
えっと、説明が長すぎるので、箇条書きにしておきますね。
- JCBゴールドカードを申し込んで入手する
- 利用履歴を磨く
- JCB側より『JCBゴールド・ザ・プレミア』の招待状を貰う
- JCBゴールド・ザ・プレミアを作る
- 利用履歴を磨く
- JCB側より『JCB THE CLASS』の招待状を貰う
- 晴れてJCB THE CLASS入手
となります。だいたい早い方でもJCBゴールド入手から3年~4年程度はかかると思ったほうが良いでしょう。このように、果てしなく入手までの道は険しいのです。
オマケ:その他の利用した感想
その他、JCB THE CLASSを利用した感想をあげていきます。ブラックカードを持ったことがない方にとっては、面白い情報になるのではないでしょうか?
店員から驚かれることはあるのか?
JCB THE CLASSを店頭で利用すると、店員から驚かれることはあるのか?とか、使った時に店員の対応が変わるのか?といったものについては、正直、みなさんが期待するようなものはありません。スーパーマーケットやコンビニで使ったとしても、淡々と処理されるだけです(苦笑)。
ではホテルなどはどうなのかというと、これはもしかすると部屋のアップグレードなどが多少は増えているかもしれませんね。最近では年会費無料のクレジットカードで支払いをしても勝手に部屋のアップグレードをしてくれるホテルは増えてきているので、ブラックカードを提示したからアップグレードをされたのかどうかはよくわかりません。
夜のお店ではもしかすると?
尚、私は使ったことはありませんが、キャバクラなどの夜のお店で使えば多少は効果があると思います。JCB THE CLASSは誰がどう見てもブラックカードだということがわかるクレジットカードデザインですから、たぶん感づいてもらえることでしょう(それが良いのか悪いのかは横においておいて…)。
同僚や知人からはどう思われるのか?
では、同僚や知人からはJCB THE CLASSを持っていることはどう思われるのかというと、これは『すげぇ!』といった反応をされることはそれなりにあろうかと思います。
統計によるとプラチナカードやブラックカードを保有している人の比率は1.4%程度とのことなので、ブラックカードのみに絞ると多くても1000人に5人程度。そう考えると保有していることを驚かれることは普通にありそうですね。特に異性へのアピール力でいえば効果バツグンでしょう。
私はひっそりと使うタイプ:
ちなみに私は人前ではむしろ年会費無料カードやゴールドカード等を使ってます。ブラックカードを保有しているというだけで、変な風に思われるのが嫌だということが大きいですね。
- 周りに自慢したい人:誇示できるメリット有り
- 周りに自慢したくない人:ひっそり使うだけなのでメリットなし
このようにブラックカードの何に魅力を感じるかはひとそれぞれ。私のように単純にサービス内容に惚れて作っているケースもあれば、とにかく周りに自慢したいと思って作る方もいたりと、千差万別だと言えます。
以上、幻のJCBブラックカードである、JCB THE CLASSを実際に使ってみた感想まとめ!入手難易度が激ムズのJCBカードです…という話題でした。
JCB THE CLASSは入手難易度こそ高めですが、維持費が安いという意味では持ちやすいブラックカードです。決して大きな背伸びをしなくても作れるカードだと思うので、興味がある方は是非、狙ってみてくださいね*2。