連休の谷間。学生さんっぽい人は思ったより少なくて、みなさん真面目に授業出てるのねと、感心。学校、学部によって差はあれど、総じて出席率は向上してるらしい。漏れ聞くところでは。勤勉なのは結構なことだけど、勤勉に対価を期待してると、しっぺ返しくらうかもね。
(青紅葉。紅葉の時期もいいけど、新緑の時期はまた格別ですな)
GWは家族とご飯食べたり、出掛けたり。のんびりおしゃべりしてダラッと過ごしてた。電話よりも長い会話をしてよくわかる、もうすぐ後期高齢者世代な親との常識、あるいは興味関心領域のすれ違い。
世間ではくるみが人気で、売切れ続出なんて知りませんでした。
どこかのテレビ番組で、例によって〇〇が豊富で健康によいと取り上げたらしい。いくつになっても善男善女であろうとするうちの両親は、テレビでやってるお勉強番組が大好き。アップデートについていけず、「使いこなせない」という理由で数年前にパソコンは手放した。以来、テレビオンリーの生活。情報源といえ ば、テレビと地方紙のみ。時々雑誌。それも健康食品関係のもの。めっちゃ偏ってる。
健康に対して関心が高いから、その手の番組に対して異常に食いつきがいい。
くるみ、麹、などなど。
健康にいいと言われたものは、片っ端から普段の生活に取り入れてる。本気で信じてるわけではなさそうだけど、いちいち効用についてのありがたーい講釈つきで、おとなしく拝聴してる。親と子の様式美を守る、儀式みたいなもの。
こちらも同じく地方住みだけど、日中テレビを見ることはほとんどない。親につきあってテレビを見ていると、通販番組が異様に増えていて驚いた。健康食品関係多し。すごくつまらない。
(この花の名前を知らず。春先は白い花をよく見掛ける)
ケーブルテレビを契約するほどテレビっ子というわけでもないから、選択肢が異常に狭い。狭くてつまらなくて浅い情報に囲まれてるうちの親、大丈夫かと心配になった。こりゃ「老いては子に従い」で、わからないことは子供に聞くしかなくなる。
秋から始まるマイナンバー制、ちゃんと理解してるのかどうか不安。
わからなかったら、こっちに聞いてきそうな予感がひしひしとしてすでに面倒。
家族の形はイロイロになったのに、地方のメディアが望む家族観は古いまま。鯉のぼりでさえ滅多に見掛けない、端午の節句らしさなんて微塵も感じられない集落だってあるのに、ニュースには子供の日だから子供がいっぱいで、違和感ありまくり。
(鯉のぼり、地方ほど立派だという思い込みがあったけど、最近は数そのものが減った)
年取ってもひとりや、夫婦でも子なし孫なしが、考慮されてないか、スルーされてる。行政はスルー出来ないから、高齢二人世帯以下には、緊急時の連絡先はどこそこにと、通達出してる。何かあって室内に入った人が、誰でもわかるように、緊急時の連絡先メモの置き場が統一されてる。
「老いては子に従い」で、今まで家族にお任せしてた、新しい常識や知識へのキャッチアップ。従う子供がいないか、尋ねようにも子供は忙しいかで、これからはあんまり期待できない。
そんな時に広くアナウンスするのにもっとも適当な公器は、健康食品をはじめとしたお買い物番組になっちゃってる。効率悪っ。
マイナンバー始まる前には、シリーズで特集とかちゃんとやってよね。親に聞かれてもすぐに答えられるように、わかりやすいところにQ&A置いといとね。そう思った連休。人に作ってもらうご飯は美味し過ぎた。
お休みなさーい。