2015年05月07日
安曇野・松本日帰り建築ツアー
連休中にいつも建築士会でお世話になっている方々と3人で安曇野・松本へ日帰り建築ツアーに行ってきました。朝6時に出発して松本には9時半過ぎに到着。先日完成した草薙体育館を設計された建築家・内藤廣さんが同時期に進めていた安曇野市庁舎へ。7日の開庁に向けて引っ越し作業中のところ許可をいただき少しだけ見学させてもらいました。内外部にふんだんに木材が使われていて、階段ホールのトップライトから落ちてくる光が木製ルーバーを通すことで木漏れ日のようにやさしく感じられます。温かみのある庁舎建築になっていました。
続いて同じく内藤廣さん設計の安曇野ちひろ美術館へ、こちらでは現在「内藤廣によるちひろ美術館の建築」として、ちひろ美術館の建築に関する原図や模型が展示されています。そのなかには今後の展開をイメージするものもあり、その完成が楽しみになります。館内のあちらこちらに心地よい居場所が用意されていますが、ランドスケープと一体となった建築は北アルプスの山々をバックに風景に溶け込み、内部だけでなく外部にまで心地よい空間がつくられていると感じられました。
その後松本へもどり、松本市美術館で展示中の「戦後日本住宅伝説」を鑑賞、有名建築家の名作といわれるによる住宅作品の図面、模型、実大イメージと充実の展示。雑誌や本で眺めるのとは違い模型があることで意図する空間がよくわかります。そして、同じ場所で展示中の「第9回松本安曇野住宅建築展」を鑑賞、こちらは以前松本で勤務していたころにお世話になったアトリエ設計事務所の皆様の住宅作品の展示、常に進化する仕事を拝見して刺激を受けました。
その後、松本市内を散策し最後に国宝松本城外から眺め、帰路につきました。日帰りでしたが実に充実して楽しい建築ツアーでした。
Posted by shimizu-a-o at 22:29│Comments(0)
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