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 米国務省は5日、垂直離着陸できる新型輸送機オスプレイ17機を日本に売却することを決めた。すでに日本政府は、離島防衛の強化などを目的に2018年度までに17機を陸上自衛隊が保有し、佐賀空港に配備する方針を固めており、オスプレイ配備に向け具体的に動き出すことになる。

 国防総省の国防安全保障協力局によると、オスプレイの機体17機やミサイル警告システムなどの部品、技術支援など、計約30億ドル(約3583億円)分を売却することを決定。米議会に通知した。

 同局は「オスプレイの売却は陸自の人道支援・災害救援能力や水陸両用作戦を大いに強化する。負担の分担を促進し、米軍との相互運用性を高める」と指摘。国防総省報道担当のウォーレン大佐も6日、記者団に「オスプレイはこれまでも運用され、その安全記録が安全性を物語っている」と強調した。

 オスプレイは佐賀空港に配備される方針だが、今年1月の県知事選で、配備受け入れを「白紙」とする山口祥義(よしのり)氏が自民推薦候補を破り初当選。政府は2月に配備を要請したが、山口知事は明言を避けている。(ワシントン=佐藤武嗣)