歌舞伎町のぼったくり被害が激化…オリンピック規制前に荒稼ぎ狙い (1/2ページ)

DMMニュース 2015.05.07 11:50
交番に駆け込んでも助けてはくれないのが現実
交番に駆け込んでも助けてはくれないのが現実

 2008年に閉館した新宿コマ劇場の跡地にシネコンや高層ホテルなどが入った「新宿東宝ビル」がオープンし、街の雰囲気が一変した歌舞伎町。同ビルの8階テラスには東宝の象徴「ゴジラ」の巨大な頭部が設置され、それを国内外の観光客たちが撮影する姿が日常的になっている。

 同ビルにつながるセントラルロードも改修され、バイオレンスなイメージだった周囲は激変。歌舞伎町商店街振興組合は「安心・安全な街に」と意欲を見せており、石原慎太郎元都知事が進めた「歌舞伎町浄化作戦」の流れを汲んだ再開発が街を変えている。実際、昼間の歌舞伎町はキャッチ(客引き)の数がめっきり減った。

 だがそれは表向きであり、最近の歌舞伎町では「ぼったくり被害」が激化している。

警察に頼っても何の解決にもならない

「キャッチ(客引き)に『1時間5000円で飲み放題』といわれ、連れと二人でお店に入ったんです。女の子が4人ついて彼女たちは次々とドリンクを注文していました。女の子用のドリンクは量が少なく、何杯も飲めるようになっていたようです。会計時に請求されたのは25万円。女の子のドリンク料金が一杯4000円だとか……。事前に説明されていないから納得できないと店員と押し問答したのですが、驚いたのは向こうから『警察に行こう』と言ってきたことです。後に警察が全く助けてくれないことを知りました」

 ぼったくりキャバクラの被害に遭った男性(30代)は被害の実態を上述のように語ってくれた。

 警察に駆け込めば何とかなると思いがちだが、ぼったくり店は警察を全く怖がっていない。なぜなら警察は「民事不介入」の原則があり、料金をめぐる揉め事には手が出せないのだ。実際、交番に行っても「よく話し合ってください」と言われるだけで何も事態は変わらない。歌舞伎町の交番前は週末の深夜ともなると、何組もの被害客とぼったくり店員が揉めている「行列のできる交番」状態になっている。

 前述の被害男性は警察官にすがるも何の解決にもならず、朝7時まで6時間近く店員たちによって拘束された。根負けした男性は連れと折半でカード支払いすることになった。

 歌舞伎町でのぼったくり被害は昨年一年間で110番通報が約670件だったが、今年は1〜3月だけで約700件と急増。「安心・安全」どころか、今が最もアブナイ状態になっている。

「オリンピックに向けて規制が強化されるため、ぼったくり店側はその前に荒稼ぎしようとしている。乱暴な手口が増えて被害額が大きくなり、実行部隊は逮捕を恐れない半グレのような連中ばかりですから歯止めが利かない。また、日本人だけでなく外国人観光客を狙ったぼったくりも増加しています」(裏モノ系ライター)

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「ぼったくり防止条例」では取り締まることはできない!?

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