手足口病が流行の兆し、九州・沖縄で例年より早く
読売新聞(ヨミドクター) 5月7日(木)11時24分配信
乳幼児らの手足や口の中に発疹が出る手足口病が、九州・沖縄地方で流行の兆しを見せている。
本来、夏にかけて拡大する感染症だが、例年より早く患者が増え始めており、警報レベルに達した地域も出ている。国立感染症研究所(東京)は「ウイルスが活性化する夏を前に、手洗いなど感染予防を心がけてほしい」と注意を呼びかけている。
同研究所によると、全国に約3000ある定点医療機関の患者報告数を集計した調査で、第16週(4月13〜19日)の患者数の全国平均が0・77人となり、前年の同じ週(0・12人)の6倍超となった。
九州・山口・沖縄では山口県を除いて全国平均を上回っている。都道府県別では、最多の島根(5・22人)に次いで、2位が佐賀(2・74人)、3位が熊本(2・5人)だった。このほか、5位に沖縄(2・29人)、6位に福岡(1・97人)などと九州・沖縄各県が上位に並んでいる。
最終更新:5月7日(木)11時24分
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