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FRB議長 NY市場の潜在的リスクに言及
5月7日 9時19分

FRB議長 NY市場の潜在的リスクに言及
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アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のイエレン議長は、異例のゼロ金利政策がいわゆるバブルをもたらすおそれは大きくはないものの、ニューヨーク市場の株価水準は非常に高く、潜在的なリスクはあるという認識を示しました。
FRBのイエレン議長は6日、ワシントンで討論会に出席しました。FRBは景気の下支えのため、異例のゼロ金利政策を続けてますが、一部にはいつまでも続ければいわゆるバブルをもたらし、金融市場を不安定にしかねないという指摘も出ています。
これに関連して、イエレン議長は「金融システムが不安定になるおそれは、現時点では高いとは言えない」と述べ、バブルのおそれは大きくはないという認識を示しました。ただ、たびたび最高値を更新しているニューヨーク市場のダウ平均株価などの水準については、「全体として非常に高く、潜在的な危険はある」と述べ、市場の動きを注視していく考えも同時に示しました。
また、注目されているゼロ金利政策を解除する時期については言及しなかったものの、イエレン議長は利上げを決断するときには、市場の金利が急上昇してしまう混乱などは避けなければならないとして、「市場を驚かすことがないよう、金融政策の説明を尽くしていく」と述べました。

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