枯れた技術の水平思考とは、横井軍平の哲学である。
概要
ゲーム&ウオッチは、5年早く出そうと思ったら10万円の機械になっていた。
量産効果でどんどん安くなって、3800円になった。それでヒットしたわけです。これを、私は"枯れた技術の水平思考"と呼んでいます。
技術者というのは自分の技術をひけらかしたいものだから、最先端技術を使うということを夢に描いてしまい、売れない商品、高い商品ができてしまう。
値段が下がるまで、待つ。つまり、その技術が枯れるのを待つ。枯れた技術を水平に考えていく。
垂直に考えたら、電卓、電卓のまま終わってしまう。そこを水平に考えたら何ができるか。
そういう利用方法を考えれば、いろいろアイディアというものが出てくるのではないか。
「枯れた技術」とは"最先端ではないが、すでに広く使われて、ノウハウも固まり不具合も出し尽くして安定して使える技術"のこと。「水平思考」とは"今まで無かった使い道を考える"ことである。良い例に「電卓(枯れた技術)」から「ゲーム&ウォッチの案(水平思考)」を出したのがその1つである。
ちなみこの哲学は横井軍平が設立した「株式会社コト」のホームページの上部にも記されている。
2chの携帯ゲームソフト板のデフォ名無しが「枯れた名無しの水平思考」なのだがこれが元ネタである。
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読み:カレタギジュツノスイヘイシコウ
初版作成日: 12/01/24 21:09 ◆ 最終更新日: 14/07/01 16:12
編集内容についての説明/コメント: 冒頭に引用を追記
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