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日蓮大聖人の御直筆が現存している「聖人御難事」には何と書かれているか。
況滅度後の大難は竜樹・天親・天台・伝教いまだ値い給はず……仏のごとく身より血をあやされず、何に況や仏に過ぎたる大難なし経文むなしきがごとし、仏説すでに大虚妄となりぬ。……竜樹・天親・天台・伝教は余に肩を並べがたし、日蓮末法に出でずば仏は大妄語の人・多宝・十方の諸仏は大虚妄の証明なり、仏滅後二千二百三十余年が間・一閻浮提の内に仏の御言を助けたる人・但日蓮一人なり
(創価学会版日蓮大聖人御書全集1189-1190頁)
日蓮大聖人は、天台大師や伝教大師は法難なんか受けていないと断言されている。
したがって、
「仏は四十余年・天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う」
の「出世の本懐」が迫害・法難を指しているという先月末の学会教学部の解説は明らかに間違っている。
天台大師や伝教大師の「出世の本懐」が迫害・法難を指していない以上、それと対比して書かれている
「余は二十七年なり」
も熱原の法難を指しているわけではない。
以上、学会教学部とその嘘解説を鵜呑みにしている学会員に対する破折完了。
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