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「デング熱」媒介する蚊が活動開始 対策を
5月7日 5時33分

「デング熱」媒介する蚊が活動開始 対策を
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海外でデング熱のウイルスに感染し、帰国後に発症する人が多くなっていて、国立感染症研究所は、ウイルスを媒介する蚊が活動を始める5月以降、国内でも感染者が出るおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
国内では去年、代々木公園を訪れた人を中心に、160人以上のデング熱の感染者が出ましたが、これは海外旅行をした人などを通じてデング熱のウイルスが国内に持ち込まれ、さらにウイルスを媒介するヒトスジシマカを通じて広がったものとみられています。
国立感染症研究所によりますと、ことし海外でデング熱に感染し、帰国後に発症した人は4月19日までにすでに71人と、去年の同じ時期の1.5倍に上っていて、ウイルスを媒介するヒトスジシマカの活動も5月上旬から始まるとみられています。
このため専門家は、自治体などは蚊を発生させない対策などを急いでほしいと呼びかけていて、国立感染症研究所の高崎智彦室長は「大型連休後は海外の流行地域から帰国した人が発症するケースも多くなるので、自治体は早めに蚊の幼虫対策を始めてほしい。また、住民も自宅の庭やベランダで水のたまりやすい場所をなくすなど、感染を防ぐ対策を進めてほしい」と話しています。

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