韓国完成車5社の4月販売 前年比0.6%減=海外販売低迷

【ソウル聯合ニュース】4日に発表された現代自動車、起亜自動車、韓国GM、双竜自動車、ルノーサムスン自動車の韓国完成車メーカー5社による4月の国内・海外販売台数は計79万7839台で、前年同月比0.6%減少した。

 国内販売は計13万3935台で前年同月比2.9%増加したものの、海外販売は66万3904台で同1.3%減少した。

 メーカー別ではルノーサムスンの伸びが目立った。国内ではスポーツタイプ多目的車(SUV)「QM3」の人気で前年同月比14.1%増の7018台、海外販売は受託生産する日産自動車のSUV「ローグ」の好調で156.3%増の1万6375台となった。国内・海外販売を合わせた増加率は86.5%を記録した。

 一方、現代の国内・海外販売台数は43万6859台で前年同月比0.8%減少した。3月末に新モデルを発売したSUV「ツーソン」が人気だったにもかかわらず、国内販売は同4.3%減、海外販売も同0.1%減少した。

 現代傘下の起亜は国内では中型セダン「ソナタ」やミニバン「カーニバル」の好調で前年同月に比べ10.4%増加したものの、海外ではロシアなど新興国の不況を受け同3.4%減少した。

 双竜は1月に発売した小型SUV「チボリ」の人気が続き、国内販売は前年同月比35.3%増加したものの、海外販売はロシアなどの不況が響き同8.1%減少した。

 韓国GMの国内・海外販売台数は計5万2746台で前年同月比12.1%減少した。国内販売は3.0%、海外販売は14.6%それぞれ減少した。

 自動車業界は大型連休のある5月に積極的なプロモーションを展開しており、販売実績が伸びると期待している。

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