北朝鮮の米大学生拘束に「遺憾」 早期解放要求=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国系で米国永住権を持つニューヨーク大の男子学生が不法入国したとして北朝鮮で拘束された問題で、韓国統一部は4日に報道官声明を発表し、「事前の説明なしに一方的にわが国民を拘束したことは非常に遺憾」として、早期解放を求めた。

 また、身辺の安全を保障し、家族や弁護人との接見が実現するよう積極的な協力を北朝鮮に求めた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、韓国系で米国永住権を持つ20代のニューヨーク大の学生、チュ・ウォンムン氏が4月22日、中国・丹東から鴨緑江を渡って不法入国し、拘束されたと報じた。韓国政府はチュ氏が韓国籍であることを確認した。

 北朝鮮に現在拘束されている韓国国民はチュ氏のほか、2013年10月に拘束された宣教師のキム・ジョンウク氏、スパイとして拘束され今年3月に平壌で記者会見を行ったキム・グクキ氏とチェ・チュンギル氏の計4人となった。

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