大型連休初日の仁川空港、訪日客急増で混雑

連休初日の仁川空港利用者、昨年に比べ25%増
円安と燃油サーチャージの下落で日本や東南アジアへの旅行増加

 一方で、海外に出国した人も昨年に比べ大きく増えている。今月1日に出国した乗客は8万6136人で、昨年の同じ日に比べ24.5%増えた。入国した乗客の増加率(26.4%)とほぼ同じだ。法務部(省に相当)仁川空港出入国管理事務所の関係者によると、東南アジアや日本へ向かう韓国人が目に見えて増えたという。

 アシアナ航空は、円安の影響で日本への旅行客が特に増えていると説明している。今月1日に仁川空港からアシアナ便で出国した乗客は1万9548人で、昨年の同じ日(1万6096人)に比べ21.4%増加したが、このうち日本へ向かった乗客は5820人で同35.5%の大幅増を記録した。大韓航空も状況はほぼ同じだ。同社の関係者は「今年は連休直前の先月29-30日にも出国した乗客数が昨年よりそれぞれ10%以上増えるなど、海外旅行が特に盛んだ」と話している。

 格安航空会社(LCC)の海外就航が増えたことに加え、原油安で燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が9分の1水準に下がり航空運賃が安くなったことも、海外旅行の増加を後押ししている。今回の連休期間、米国路線の燃油サーチャージ(片道)は昨年の144ドル(約1万7000円)から15ドル(約1800円)に、日本路線(同)も24ドル(約2900円)から3ドル(約360円)にそれぞれ下がった。

 円安に燃油サーチャージの引き下げが重なり、韓国から日本に旅行する場合と済州島へ旅行する場合の費用差は縮まっている。旅行商品を販売するインターパークツアーの関係者は「東京や大阪への旅行商品(2泊3日)の場合、価格が1年で60万ウォン(約6万7000円)台から40万ウォン(約4万4000円)台に20%以上下がった。済州島へ旅行するよりも安いと感じるほど」と話している。

崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者
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