僕は日常的に映画を観るのですが気がつくとなぜか洋画ばかり見ています。
というのも凄くつまらない海外の映画を見ると「なんだこれ! 金返せ! 時間返せ!」と口に出して言いたくなるのです。逆に凄く面白いものは本当に感動してうれしくなります。しかしつまらない邦画を見ても「まぁ……なんか、しょうがないよな」と思ってしまいます。面白くても「まぁ、悪くなかったな」で終わってしまいます。
困っています。どうしたらいいでしょうか?
(太刀魚の塩焼き、男性、24歳、フリーター)
そう言われてみれば、最近の日本映画って「まずまず面白い」か「まずまず面白くない」か、どっちにしても「まずまず」感がつきまといますよね(それほどたくさんは見ていませんが、それでも)。「これはやたらすごい!」とか「こんなクソみたいなもの!」みたいな落差はあまりないかも。なんかテレビ的というか微温的というか、どうも手応えがない。僕が最近見た映画の中で「これは手応えがある」と思った日本映画は、李相日監督の「許されざる者」だったですね。映画館でちゃんとお金を払って見るだけの値打ちがありました。
村上春樹拝