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メニューにHaruki Murakamiという料理が

ハルキさんの『辺境、近境』を飛行機の中で読みながら去年の死者の日のあたりにメキシコのオアハカへ行ってきました。トペを感じるたびにハルキさんが頭に浮かびました。質問です。オアハカ市内中心近くに夜遅くまでやっている Cafe Lobo Azul (青いオオカミカフェ 
超直訳!)のメニューにHaruki Murakamiというdishがあったのですが、このカフェとハルキさんの由縁は? 昔、旅行された際に何かあったのでしょうか? 他のメニューはいたって普通なのです。ちなみにHaruki Murakamiの内容はきのこ、きゅうり、大豆のナンタラ、モッツァレラチーズ、インテグラルパンでした。48ペソ(約400円)。カジュアルな、とてもロゴのすてきな若者の集うカフェでしたよ。ハルキさん、大好きです! 
(きょん、女性、46歳、陶芸家)

はあ、オアハカはたしかに行ったことがありますが、とくにそこで何かがあったわけではありません。美しいセニョリータと恋に落ちたという記憶もありません。ギターにあわせて狂乱のマリアッチを踊った記憶もありません。いったい何なのでしょうね? 

ただ、叔父さんがオアハカにいて、そこに遊びに行ったことがあるという女性が出てくる小説を書いた覚えは、うっすらとあります。どの小説だっけな? 思い出せません。『アフターダーク』だっけ? あるいはその関係かもしれませんね。でもなんかおいしそうですね。僕も食べてみたい。オアハカ、素敵な街ですよね。

村上春樹拝