店をたたんだ古本屋に居抜きで出来た猫カフェに通っています。
その店は古本屋時代の名残なのか入口に古本棚があり田舎の無人野菜販売所のように1冊100円で買うことが出来ます。
店の中は猫スペースとカフェスペースにわかれていて、猫アレルギー持ちの猫好きとしては重宝しています。症状が酷くなる前に出てきて休めるからです。
ワンドリンク頼むと時間無制限で居たい放題なのも魅力。
夕方になると子供たちが小銭握りしめてわんさか集う様子は駄菓子屋のようです。実際にとても低料金だというのもあります。
窯焼きピザが300円で食べられるのでついつい毎回頼んでしまいます。
猫カフェに通っているわりにはあまり触れられないので、本を持ち込んでちらりと猫たちを眺め見て楽しんでいるのですが、猫たちはそれをどう思っているのか、触らない私に首を傾げながら、ふとももにかわるがわる座りに来てくれます。
背表紙をちょっとのせて読んでも叱られません。
その背中の塩梅が絶妙で、しあわせな気持ちになります。
あの猫たちは本が好きなのかもしれません。背中で書名を読んでいる可能性すらあります。
(雨似、女性、31歳)
いいですねえ。そういうお店がうちの近くにあると、僕も毎日のように通ってしまいそうです。猫たちもわりにリラックスしているみたいですね。うらやましいです。猫と遊びながら、のんびりと好きな本を読む。どちらの方にお住まいなのでしょう?
村上春樹拝