こんにちは。春樹さんの作品とクラシック音楽をこよなく愛する者です。授業でも毎年、『ねじまき鳥クロニクル』の話をしていたりします。ところで、クラシック音楽についてです。春樹さんの小説やエッセイに出てくる曲や演奏が大好きです。音は悪いけれど、何度も聴いていると、この盤しかないと思われる100万ドルトリオの大公トリオ、ペダルを踏む音がドンドンと激しいけれど、なんとも味わい深いイストミンのシューベルトのD-850などです。さて、クラシック音楽で春樹さんが未だどこにも書いておらず、密かに楽しんでいるお薦めの曲と演奏があったらこっそり教えて欲しいのですが。宜しくお願いします。
(うちの猫の名は、たい。、男性、43歳、高校教師)
モーリス・ジャンドロンの演奏するバッハの「無伴奏チェロ組曲」、あまり話題になることは多くないですが、個人的に好きです。とても優しくチャーミングな演奏です。「バッハだからって、ま、そんなに厳しくなくてもいいんじゃね?」みたいな感じです。よく聴いています。このことはどっかに書いたっけ? すみません。書いたかどうか思い出せません。
イストミンのD-850はいいですよね。僕もそう思います。昨日たまたまNikolaus Lahusenという人がfortepianoで弾くD-850を聴いたんですが、これもなかなか良かったです。
村上春樹拝