村上さんこんにちは。
18歳から読みはじめ、同じくファンの夫と結婚し、本棚には全部の著作が揃っている39歳の女です。村上さんの著作の中では、とくに『太陽の南、国境の西』、が好きです。
さて、我が家には8歳の息子がいるのですが、本棚にある『ふしぎな図書館』を見つけたらしく、夢中で読んでいました。
次は『ねじまき鳥』を読む! と宣言されましたが、セックス・シーンがまぁまぁあるので、どうしようか? と、夫が二の足を踏んでいます。
さて、質問なのですが、次に読む作品でオススメなのはどれでしょうか?
ちなみに私は息子の性の目覚めが村上さんの作品ならけっこううれしいです。
(こたつねこ、女性、39歳、ニッチ産業)
八歳で『ねじまき鳥』は、たしかにちょっとむずかしいかもですね。文藝春秋から『はじめての文学 村上春樹』という本が出ています。これは若い人向きに編集された僕の作品集です。たぶんローティーン向けに作られた本だと思いますが、もしよかったら試してみてください。セックス・シーンはたぶんないと思います。
ところで本の題名が間違っています。『太陽の南、国境の西』ではなく『国境の南、太陽の西』です。ちょっと違いますね。そんなわけであなたは「題名言い間違いクラブ」の会員第四号に指定されました。おめでとうございます。
村上春樹拝