目下大学受験期間中の者です。
質問している暇があるなら机に向かえ、と言われそうですが、この機会を逃せばなんだかこのまま大人になってしまいそうで、いてもたってもいられず書き込んでしまいました。
交際期間が1年半続いた末に別れたカップルが僕の学校にいます。まわりからみてもとてもお似合いの二人で、突然の破局に僕もとても驚きました。
しかし、それ以上に僕を驚かせたのが、別れた直後にその女の子が楽しそうに別の男の子と手を繋いで歩いているのを目撃したときです。
その時から、あれ、恋愛ってそんなものだったっけ?
ひいては、人付き合いってそういうことなのか、と思い始めました。
誰かを信頼できたり好きになったりするのはほんのわずかな間で、何事も無かったかのように無かったことになってしまうのはあくまで自然なことなのでしょうか。
そんなことをいちいち考えてしまうのは僕がまだまだ子供だからでしょうか。社会のなかで生きるということは、そういった流動的な人間関係に順応していくことなのでしょうか。
(目が乾く、男性、18歳、高校生)
若い時って、そういうことはよくあります。みんなどんどん成長して大人になっていきます。考え方や感じ方も変化していきます。そして男性よりは、女性の方が大人になり方は少し早いみたいです。成長の速度が違うんです。だからこれまで仲良くつきあっていた男女が、さっと別れてしまうようなことも珍しいことではありません。みんなそういう試行錯誤を経て、傷ついたり頭をぶっつけたりして、大人になっていくんです。
恋愛ってそんなものだったっけ? みたいな本質的な思索にふけっていないで、君も早く素敵な恋人をみつけて、立派な大人になっていってください。
村上春樹拝