前回は感想をおさぼりしたので、今回はがしがし書かせていただきます。
毎度のことながら、辛口だったり甘口だったり私の好みで適当です。
完全版切望!
規定の5000字に収めるためにずいぶんカットしたとのことですが、
結末が気になりすぎて発狂しそうです。
謎の人物佐藤と上司の友人の弟を繋ぐ何か。
今回のテーマの未来だから、何かしらタイムスリップ系かな。
するすると読みやすい文章で、話の世界にすぐに引き込まれていきました。
いつか起こるかもしれない未来の物語。ディストピア系。
世界観は陰鬱でどうしようもないけれど、主人公のアキが希望の象徴みたいに諦めてなくてもがいてるので、読み手としては明るい未来を期待しながら読み進めました。
アキとハルカに幸多きことを祈って。
今この瞬間、精一杯叫び続ける今夫と叫ばれる未来子。
なんとなくタイムスリップものなんだけれど、具体的説明はなくて、
とりあえず、今夫の切実な感じが光る作品。
いつものズイショさんのブログ記事と同じテンションの物語だなぁ、と思って読みました。
そうか、「ノーヒューチャー」か。
読みきって、あれこれ、テーマ未来?って思って、作品タイトル見返して納得。
母子家庭の息子が母親の再婚相手に会ってるところから始まる物語。
再婚相手と息子の未来はきっとノーヒューチャーなんだろうなという印象でした。
ほろ苦い別れの物語。
嘘つく時眉毛が動く癖とか細かいところで二人の長年連れ添ってきた感があって、
余計に物悲しかったです。
である調とですます調がまざってて読みにくかったのだけが残念。
すべてが機械化された世界の物語。
今ある情緒的な人と人の繋がりはすべてカットされ、
不公平をなくすというお題目の元、なんだか物悲しい個人主義の世界が生まれたという印象。
こんな世界だと、上昇志向とかも無意味なんですかねぇ。
作中のゲーム「転生」を見る限り、そうでもないのかな。
このゲームはやってみたいけど、私はこんな世界はイヤだなぁ。
なんてこった、ネタの一部が被った、悔しい!
でも、うちの作品と違って、こちらはほのぼのとした女の友情ですね。
こんなふうに以心伝心な親友の関係ってステキだなって思います。
互いに結婚してもそれぞれの旦那よりも仲良くしてそうだ。
そこで電車作っちゃいますか。
元々幻の動物という本のネタから発想したとのことですが、まさかの無機物。
未来の世界というか、パラレルワールドの世界というか。
便利になってもその分の哀愁はあるんだなぁ、と感じさせる作品でした。
オチは途中でわかったんですが、そのためのアイテムがまさかだった。
もうちょっと機械機械したものを想像したのですが、意外と身近なアイテムでした。
そんな身軽な近未来アイテムが続々と登場しそうな終わり方。続編あったら面白そう。
純文学の掌編といった印象。言葉選びが古風で優美な感じ。
ただ、どうしても私には情景が理解できなかった。
文学的な行間を読むのが昔から苦手でございます。
夏の暑い日を怠惰に過ごす人が見た、ひと夏の夢のような一瞬、というところでしょうか。
この後どうなったのかを考えるのが楽しいファンタジー作。
この短期間で詳細な異世界の設定が積み上げられているのがすごい。
説明回という感じでしたが、退屈さは感じずサラサラと読めました。
続きがあれば、壮大な物語になりそうですね。
未来が見える(と言っている)女の子と男の子の物語。
女の子・美希は本当に未来が見えたのか、それとも彼女の妄想だったのか。
どちらにせよ、最初に主人公・直樹が聞かされた未来は現実になるといいなぁ、と読者としても思わずにはいられない結末でした。
リアルとシュールな世界観の狭間みたいな感覚で読みました。
田植えの描写がリアル過ぎて鳥肌立ちました。
リアルな風景描写憧れます。大体心理描写の方をガシガシ書いてしまうたちなので。
そして、思い出したかのように急に未来に飛んだ感があったんですが、全然違和感なくて、あぁ、こんな未来普通にありそう、と頷いてしまいました。
主人公は結局どこに向かうのか。
ままならない現実と病気の自分と、点滴を下っていく命の雫。
各章ごとの細切れさが病人の夢うつつな感じでよかったです。
病気になると一気にネガティブなこと考えるよねー、と思いながら読みました。
元子の未来に幸あれ。
話が重てぇぇぇ……。
麻美と大将の心の描写とかにリアル感があって、余計に重たい。
もう少しラストに明るさが欲しかった。
これはどう捉えたらいいんだろう。
未来の最新型サービスとして捉えたらいいのかな。
なんにせよ、男の夢がたっぷり詰まった話のように感じました。
なぜBLなのですか! いや、十分面白いんだけれども。
BLじゃなくて、男女の恋愛なら、カテゴリだけで敬遠する人も減るのにな、と純粋に疑問。
話自体は学生時代を懐かしむ青春な過去話あり、忘れかけていた恋物語ありで、なかなか胸がキュンとするものでした。
シミズ先生が先生としてのスペック高すぎてビビる(笑)
おじいちゃんと孫のほのぼのしつつちょっぴり切ない物語。
リサちゃん、ところどころ小学生の割には大人っぽい言動してますね。
祖父母とよく遊んでるせいなのかしら。
私が祖父母と仲良しな子どもじゃなかったので、
こういう微笑ましい光景が余計と素敵に思えます。
CIAエージェントのお仕事はなんともほろ苦い。
大学生二人の会話と、それを聞く自称CIA山田の考えの噛み合わなさが
コミカルで楽しい作品でした。
よく読んだら、設定的に笑えなんだけど、会話とか地の文が笑いを誘う感じで
そんなに重く感じることなく読み進められました。
設定も用語もよくわからなかったのだけれど、未知との遭遇に心躍らせるイソハヤミの心の動きを追いかけるのが楽しい一作でした。
人は生きられなくなった場所に迷い込むのって、ありがちですけど、ちりばめた言葉が不思議で、独特の世界観が感じられてステキです。
未来予報アプリっていうアイデアが面白かったです。
孝之の最後が予想外だったので、驚きました。
短い物語の中で展開が二転三転してて、読み応えのある作品。
ほんとにこんなアプリを作っている人がいそうで、ドキドキしますね。
知能を効率よく高める機械だなんて、こんなものが実際にあったら、
大暴動がおこりそうですね。
良くも悪くも有り得そうな未来なのが怖い。
最後の結末にゾクリとさせられました。
実験対象のサトルの冷静さと、妹の里美の感情的な性格の対比が光ってました。
アメリカナイズなキャラクターが織りなす物語。
しゃべり方がイチイチ日本のドラマの何故か日本語のアメリカ人的で、
コミカルな物語を想像したら、予想外に切ない系でしたよ。
また、すてきなおじいちゃんとおばあちゃんになりそうですね、ケビンとベスは。
やっぱ、全感想書くのはそれなりの労力かかりますね。
そして、最終日前日が祝日だったからか、最終アップの数多すぎて、一瞬、途中まで書いてた感想を投げ出しかけたのは内緒(笑)
いつも感想くださる皆さまありがとうございます。
ちなみにの拙作。ブラック企業で働く男が過去の自分から手紙をもらう話です。