最新コメント20件

2014/10/11

うぉーふ 田布施システムは全然知りませんでした。。ほんま、日本の暗部、まことに興味深いデス。

雲衣。 幕末期の通訳兼イギリス外交官アーネスト･サトウの日記にこんな既述があります。《 彼らは、また天皇（訳注　孝明天皇）の崩御を知らせてくれ、それは、たった今公表されたばかりだと言った。噂によれば、天皇は天然痘にかかって死んだということだが、数年後に、その間の消息に通じている一日本人が私に確言したところによると、毒殺されたのだという。この天皇は、外国人に対していかなる譲歩をなすことにも、断固として反対してきた。そのために、きたるべき幕府の崩壊によって、否が応でも朝廷が西洋諸国との関係に直面しなければならなくなるのを予見した一部の人々に殺されたというのだ。この保守的な天皇をもってしては、戦争をもたらす紛議以外の何ものも恐らく期待できなかったであろう。重要な人物の死因を毒殺にもとめるのは、東洋諸国ではごくありふれたことである。前将軍（訳注　家茂）の死去の場合も、一橋のために毒殺されたという説が流れた。しかし、当時は、天皇についてそんな噂のあることを何も聞かなかった。天皇が、ようやく十五、六歳になったばかりの少年を後継者に残して、政治の舞台から姿を消したということが、こういう噂の発生にきわめて役立ったことは否定し得ないだろう。（『一外交官の見た明治維新　上』アーネスト・サトウ　坂田精一訳）より。　またサトウの会った睦仁親王（のちの明治天皇）はおちょぼ口に紅をさした天然痘痕のあばたがある女々しい少年だったのに　よく知られた明治天皇は偉丈夫である。明治天皇は異常なほどの写真嫌いであったのは諸矛盾の発覚を畏れたからではないか。さらにぼくが疑問に思うのは　孝明天皇まで歴代天皇の菩提寺は京都東山区の泉涌寺であり　孝明天皇統仁も当然のこと葬儀は仏式で営まれている。だのに明治天皇からは天皇を現人神として絶対化し「国家神道」を大々的に喧伝し　怪しげな三種の神器や万世一系を煙幕にして国民の目からは徹底的に遠ざける方針がとられます。いまも行われている宮中祭祀のほとんどは鹿鳴館とおなじ初期明治の「創作」ではないでしょうか。。。でなければ　ナポレオンの格好をしたアフリカのアミン大統領じゃあるまいし似合いもしないローブデコルテや大礼服を付け焼き刃で着用する必然性がないと / 笑。

うぉーふ ますます面白い。。闇に隠された歴史って日本の近代史からあるんですね。。。漫画クロコーチは創作ですが、コレを漫画にしたら面白いのが出来そうですが、、ちょっと狙われそうで怖い気も。

2014/10/12

coupe男爵 こんにちは。私は鬼塚英昭という人の「瀬島龍三と宅見勝『てんのうはん』の守り人」という本で田布施システムのことを、読みました。幕末の七卿落ちのことと、長州藩の表に出ない歴史の暗部は、想像の域を超えて現代に繋がっている気がいたします。

2014/10/13

雲衣。 クーペさん　コメントありがとうございます。「田布施システム」は「菊タブー」「部落タブー」「朝鮮タブー」「政治権力」と「財閥」など　タブーだらけのテーマなので既存メディアは怖ろしくて触れられませんでした。鬼塚氏の著書は未読ですがネットという背景があってこそ多くのひとの眼にふれる本になったとも考えられます。ぼくが田布施田布施と連呼するのはこの仮説を入れると日本近現代史の釈然としなかった部分がまるでジグソーやクロスワードパズルがグイグイ進む段階に入ったようにある種の「氷解」現象がおこるからです。完全に正しいとも完璧に間違っているとも思わず忍耐強くこの「田布施システム」仮説を考えていきたいと思っています。ですから当面の目標はできるだけ多くのひとに「田布施」という言葉を知ってもらい　タブーに臆することなく近現代の暗部を解明しようという働きかけです。《 幕末の七卿落ちのことと、長州藩の表に出ない歴史の暗部は、想像の域を超えて現代に繋がっている気がいたします。》 というのはクーペ男爵さんも「田布施システム」仮説がまったく荒唐無稽とは考えてはいないとの意味と理解していいでしょうか。いろいろご教示いただけるとさいわいです。

雲衣。 うぉーふサン　「漫画」いいですねぇー。じつは誰か思いっきり頭がよくて筆力もあるひとが「田布施」を書かないかなぁと考えていました。ぼくの中の候補者は　栗本真一郎や橋本治あるいは『永続敗戦論』の白井聡　意外な線で都築響一あたり　。。。漫画なら　読んでいませんが連合赤軍をあつかった山本直樹の『レッド』より大がかりになるでしょうし、漫画家は『メロポンだし！』の東村アキコなら才能に遜色ないないなぁ。。。。でも本命は『ギャングース』の肥谷圭介・鈴木大介コンビ　あるいは大物　大友克洋！　それぞれ違う漫画家で青年誌と少年誌と同時スタート　で　1年後には日本人の八割が「田布施システム」を知っているなんてのが理想だなぁ。。。。/ 笑。

coupe男爵 私は新聞社時代に宅見勝と言う人に変な意味でも魅力を少し感じてしまったことがあります。それから父方の祖先の過去帳のあるお寺が、その田布施です。母方は萩の塾に縁のある系譜です。七卿のひとりは母方の祖先とも会っているようです。随分前に仰ることを理解できずに返したことがあり、大変失礼いたしました。山口県には墓参りと岩国の叔母訪問以外は訪ねませんが、私にとり、血縁のルーツは齢をとるほどに気がかりになっています。

雲衣。 現代日本ではいわゆる「ヤクザ」が 暴力に対する免疫性や死生観、非合法性など もっとも幕末の志士というか明治の元勲たちに近い生き方をしている人種かも知れないなと ふと気がつきました。そして内部に「朝鮮性」を色濃くを持っていることも共通します。昨年12月　アメリカ財務省は山口組の最高幹部四人を金融制裁に指定しました。そこまでは良くある問題とも考えられますが　そのうち三名が朝鮮名を持った在日朝鮮/韓国人でした。ところが日本のメディアはNHKも新聞各紙も山口組最高幹部への金融制裁は報じたのですが 本名および国籍については一切報じませんでした。新聞とTVはほんとうに姑息な報道機関であり　重要なことは全く臥せる機関だなぁと思ったつくづく思った「事象」のひとつです。あるいは「オウム真理教の武装蜂起」を重ねても「田布施システム」をより正確に考えることへの補助線となるよう思います。麻原彰晃こと松本智津夫は出自が熊本ですし　何バー２の村井秀夫を刺殺したのは山口組系暴力団構成員で在日三世の韓国人 徐裕行でした。（徐はたしか韓国陸軍の軍歴があったよう記憶します）あるいは迷宮入り扱いになった警察庁長官狙撃事件にも　朝鮮半島はドンヨリと影を落としています。ぼくはここで在日韓国朝鮮人の排斥を述べているのではありません。むしろ　幕末からの二〇〇年間だけでも簡単には　もう腑分けできない段階になっていると云いたいのです。朝鮮総連あるいはパチンコ業界と警察庁の「懇ろな」関係とか先に述べたヤクザとか　日本共産党が戦後の再建資金を朝鮮総連の前身である朝聯（今のゼネコンである建設会社各社が支払った戦時中の強制労働に対する巨額の戦後賠償金を受け取った）に出してもらった事実とか（当時　日本共産党はまだコミンテルンの遺物である属地主義を取っていたため枚方事件の直接行動部隊の中核は在日朝鮮人の日共党員でした）。

うぉーふ ワタシが漫画化するなら話題性を優先に考え、、、（１）一流作家コンビ：MASTERキートンの勝鹿 北星 (著),浦沢 直樹（画）、◆（２）骨太でツウから話題にのぼりそうな作家コンビ：軍鶏の橋本 以蔵 (著) たなか 亜希夫あるいは、画は『東本昌平』、◆（３）クロコーチでファンがついたリチャード・ウー（著）コウノコウジ（作画）。。。という候補にしますね。勝手な（案）ですみません。

雲衣。 とんでもない。こういう意見を聞きたかったのです。浦沢直樹はぼくも考えました。仮題『19世紀少年』/ 笑。　東本昌平はデビューの頃から知ってますが渋い選択ですねぇ。。『RIDE』の最近作を見てもホントに人間というか日本人が見えている感じがします。　ぼくの推薦を追加すると『BＬＵＥ　ＧＩＡＮＴ』の石塚真一はちょっと見　画がうまくなさそうだけれど情念と人間関係を描くのに必要充分以上に優れています。あと題名も掲載誌も憶えてませんが「オーサカとかいう名前のもの凄くコントロールの良いごつい破滅型みたいな投手が米メジャーで報酬を1ドルから倍々で得るストーリー」この漫画家も適性がありそうです。

2014/10/14

うぉーふ しかし雲衣さんは、今なお好奇心おおせいでいらっしゃいますね。。『ギャングース』に『BＬＵＥ　ＧＩＡＮＴ』とは‥わたくし知りませんでしたワ（笑）。。たまに「まんだらけ」で面白そうな未読の本を探して徘徊してみるもののそう懐具合も豊かではないので‥その中での当りが「江戸モアゼル」「ゲニウスロキ」でした。

2014/10/15

雲衣。 さっそく調べました。『江戸モアゼル』はナルホド　うぉーふサン好みといった感じで納得でしたが『ゲニウスロキ』は精霊が主題みたいで「死ねばそれまで」から一歩踏み出して神秘主義も受け入れる気になったのかなぁと / 笑。 『ギャングース』は傑作といっても良いほど現代社会の暗部に潜む個々人のリアルな脆弱性と剛胆さあるいはそれらのハイブリッドされた「非情さ」の裏にある友情みたいなものが凄いです。それと暴力性 。。。。　絵と構図もテンポもまったく新鮮です。それにしても現在のとりわけ少年誌の内向しつつ暴力的なトーンにはやや危惧するものがあります。しかし各種『ビッグコミック』などかつての青年誌はまったく老人性漫画ですから　少年誌が自我の拡大を具体化　可視化するのに暴力と採り入れるのは必然かも 、、、　というのは老人と青少年の最大の差異は身体的な暴力性でしょうから 。。

うぉーふ 「江戸モアゼル」は、壇蜜主演で深夜のコメデイードラマ化にイイかなと思ってます（笑）。。「ゲニウスロキ」はたった一巻で完結とは勿体無い気がしちょります。

2014/10/16

雲衣。 「オーサカとかいう名前のもの凄くコントロールの良いごつい破滅型みたいな投手が米メジャーで報酬を1ドルから倍々で得るストーリー」は『ビッグコミック』誌掲載のさだやす圭『フォーシーム』でした。さだやすは名前くらいはぼくでも知ってるベテランですね。野球漫画にも野球にもなんの興味もないぼくに読ませるなんてかなり豪腕です / 笑。ぼくはもう二〇年ほど前に「いま日本の小説家は絵の描けない漫画家でしかない。」と喝破して以来　　日本の小説はまったく読んでいませんが漫画は定点観測的にTSUTAYAに行ったときザザッと立ち読みします。　それにしても昭和期以降の日本文化を身の丈で代表しているのは軽トラと漫画だけだと本気で / 笑。

うぉーふ 日本文化を身の丈で>>>言い得てますね。

うぉーふ ああ播磨灘の、なるほど。。豪放な作風は今も健在ですね。。フォーシームなかなか面白そうですね。まんだらけでチェックしてみます。

2014/10/20

雲衣。 《 ぼくはもう二〇年ほど前に「いま日本の小説家は絵の描けない漫画家でしかない。」と喝破して以来 》は本気です。　いまだ小説家になりたい人種は「絵を描く才能がないうえに　小説のほうがステイタスが高いと思いたがっている感覚の鈍い人たちです。」簡単に言えば 小説の方が表現水準も低くずっと甘い世界です。それを証明するのが　漫画家から小説家になった山田詠美　矢作俊彦や山上たつひこetc.はいますが　逆はひとりもいません / 笑。　職業のガチンコ度を見る尺度として二世三世など世襲が一杯いるのはかなりインチキなイカサマ世界です。政治家と芸能人など血縁さえあれば　まったくなんの才能も才覚もいらないことが政界と芸能界では立証されています / 嘲。相撲も小説を含めた物書きもかなり二、三世がいます。幸田文や森茉莉を仮に例外としても　壇ふみ　とか井上荒野　津島祐子　吉本ばなな　池澤夏樹、、、、（ホントに一杯）ところがマンガの世界はマジ厳しいのです。手塚治虫の子 眞ですら結婚相手こそ漫画家の岡野玲子ですが　自分では怪しげなポジションにしか就けませんでした。ぼくの知る限り つげ義春兄弟や ちばてつや兄弟のように才能のある兄と弟の場合はあっても 世襲の漫画家は仄聞することはありません。いまこの国の表現者として小説家より漫画家のほうがはるかに上等高級高等でしょう。　『田布施システム』漫画化計画のことは次回に廻します。。。/笑。

うぉーふ （笑）。。。それにご指摘通りだと思います。/いやさすがにモノ書き屋についてはお詳しい（笑）。そういや手塚の子息：眞はんは映画監督とかやってたけど今は何してはるんでしょうね。CGでもやってはるのやら？

2014/10/26

雲衣。 さて、本題の「田布施システム」漫画化計画にもどります。やはり大本命は「陰謀マンガの名人」浦沢直樹でしょう。連載中の『BILLY BAT』や怪作『20世紀少年』を見ればわかるように　もはや善悪の彼岸を超えてしまったような巨大な陰謀を描かせたらこの人ほど達者なひとはいない。『BILLY BAT』が終了したら　ぜひ「19世紀少年 田布施 MONSTER」に取り組んでいただきたい / 笑。　もうひとりは　やはり『ギャングース』の肥谷圭介。哀しいほどの貧困とサガ/犯罪と悪業を描ける当代一流の漫画家で　このまま育てば現代日本の暗部を描出する二一世紀の白土三平になることも不可能ではないと思います（只今絶賛中/笑。）そのためにもぜひ『ギャングース』終了後は「ギャングース田布施日本乗っ取り計画」を 。。。。　『アフロ田中シリーズ』や『オケラのつばさ』のりつけ雅春もうまいと思うし　支離滅裂になるところもマンガ的で良いのですがなんといってもこのひとの本筋は「恋愛ギャグ」だから陰謀ストーリーには向いていないかも、、、。　蛇足ですが東本昌平に関連して。「二輪」の東本と並ぶ「四輪」の西風。ぼくは西風のマンガに出てくる斜に構えたクルマキチガイの性格に難のある登場人物がけっこう好きだったりして、、、 / 笑。

うぉーふ 補足：ギャングースの絵を見て思い出したのですが・・・・『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平もバイオレンス感がイイかなと。。でも絵の新鮮さは肥谷圭介には敵いませんがねぇ。。。

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