【BOX】内山、V10へ“世紀の一戦”研究「打たせず打つ」

2015年5月5日6時0分  スポーツ報知
  • 挑戦者のジョムトーン(後方)の視線を浴びながら、予備検診を受ける内山

    挑戦者のジョムトーン(後方)の視線を浴びながら、予備検診を受ける内山

 ◆報知新聞社後援 ダブル世界タイトルマッチ ▽WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ スーパー王者・内山高志―同級10位・ジョムトーン・チューワッタナ(6日、東京・大田区総合体育館)

 WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志が、メイウェザー流ディフェンスで大台に手をかける。ダブル世界戦の予備検診が4日、都内で行われ、10度目の防衛戦に臨む内山はマニー・パッキャオ(フィリピン)との世紀の対決を制したフロイド・メイウェザー(米国)の防御力に脱帽。集中力と「打たせずに打つ」戦法を徹底し、難敵を振り払う。WBA世界ライトフライ級王者の田口良一は謎の視力向上の結果が出た。

 大台を前にこの上ない刺激だ。内山は、日本時間3日に行われた「世紀の一戦」に触れ、「パッキャオのスピードはすごかった。それ以上にメイウェザーのディフェンス、集中力がすごかった」と舌を巻いた。

 試合はメイウェザーが判定で快勝。卓越した防御でパッキャオの波状攻撃をかわし続けた。その内容に会場でブーイングが飛ぶなど否定的な見方もあるが、プロの目から見れば、勝者の技量の高さに異論はない。

 48戦無敗の大スターを「パッキャオの連打も当たらない。相当な集中力と防御ができないと全勝は無理」と分析。自身も23戦無敗で「自分の理想も『打たせずに打つ』。実行できるようにしたい」と語った。

 “KOダイナマイト”と呼ばれるように王者は強打が目を引くが、所属ジムの渡辺均会長(65)は「内山の武器は目の良さ。相手パンチがよく見えている」と評した。

 脚裁きや上体の動きを駆使したアマ仕込みのハイレベルな防御技術と、理詰めで放つ強打の王道スタイルで、KOの山を築いてきた。挑戦者ジョムトーンはムエタイ2階級王者のテクニシャン。渡辺会長は「安定した防御から攻撃につなげられれば」と期待を込めた。

 検診会場で初対面した。胸囲は11センチ上回ったが、「相手も試合では仕上げてくるはず。油断せずに戦う」。本場ラスベガスに闘志を揺さぶられ、挑戦者をねじ伏せることしか考えていない。(飯塚 康博)

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