都心部を中心に赤ちゃんが増えている。役所の想定を超えた出生数の増加は、保育園の待機児童の数を押し上げ、自治体に意識改革を促している。

 「待機児童ゼロ」を掲げる杉並区はこの春、2~5歳の各年齢で初めて「待機児ゼロ」を達成した。0歳と1歳も「ゼロ」になる見込みだったが計42人の待機児童が出た。「赤ちゃんが想定以上に生まれたため」と田中良区長は説明する。

 住民基本台帳によると、4月1日現在の0歳児は4480人(外国人含む)。前年同期より327人多く、この10年間で最多だ。人口も55万人弱で、前年同期より4800人ほど増えている。

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