1回途中でノックアウトされマウンドを降りる巨人先発・杉内(右)=マツダスタジアム(撮影・吉澤良太)【拡大】
「5月5日という、きょうの日。いろんな意味で先発がすべてだった。非常に残念だし、申し訳ないゲームだった」
こどもの日。指揮官がチームを代表し、ちびっ子ファンに謝った。
通算139勝の杉内は1回も持たず、ベンチでうなだれた。今季初黒星。ダイエー時代の2004年に2回7失点で降板した後に怒りにまかせてベンチを殴り、両手を骨折した。その最短降板を更新し、「申し訳ない。それしかありません…」と言葉少なだった。
二死一塁から2番手でマウンドに上がった笠原も相手先発の前田を四球で歩かせると、制御不能に。2人で計9安打10失点。笠原は2軍落ちが決まった。
前夜は同点で迎えた九回の守備で三塁・村田と一塁・フランシスコが飛球をお見合い。インフィールドフライのルールを勘違いし、“歴史的”なサヨナラ負けを喫した。