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【スポーツ】

ウオーターボーイのメークと衣装 賛否両論 これから大改善!?

2015年5月5日 紙面から

前日の演技から赤の付け毛を外すなどして、エキシビションで演技した安部(右)=東京辰巳国際水泳場で(内山田正夫撮影)

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◇シンクロ ジャパンオープン エキシビション

 日本選手権を兼ねたシンクロジャパンオープンは4日、3日間の日程を終えた。日本代表はソロ(乾友紀子)、デュエット(乾、三井)、チーム、フリーコンビネーションと4種目全部で2位以下に大差をつけて4冠。世界選手権へ弾みをつけた。注目の混合デュエット安部篤史(32)=トゥリトネス水泳部=、足立夢実(26)=国士舘シンクロクラブ=ペアはエキシビションとして前日と同じ演技を観客に披露。演技だけでなく安部のメーク、ウエアにも賛否両論、さまざまな意見がよせられ今後、大幅な変更が加えられそうだ。

 男子のシンクロ選手として歴史的なデビューを飾った安部。それだけに関係者の反響も大きく、試合後さまざまな意見が寄せられた。最も多かったのが「髪」と「衣装」についてだ。

 2度目の披露となった4日のエキシビションではドラキュラの「血」を意識した赤のエクステ(付け毛)が外され、メークも「女の子みたいという指摘があったので、眉を男性らしくりりしくしました」と花牟礼コーチが自ら施した。

 衣装については今回は1種類しか用意していなかったため、同じワンピースだったが、思わぬところから「意見」もあった。この日、元競泳平泳ぎ100メートルの日本記録保持者で、安部の所属する「トゥリトネス」の不破央社長が観戦。同社長は「安部の大胸筋や広背筋を見て、さらに鍛えられているのが分かる。私の意見ですが、筋肉は武器だと思うので、覆わずに見せた方がいい」と男性ならではの指摘。

 関係者、ジャッジからも衣装については「布で覆われた部分が大きい」や「男らしい感じがしない」などの意見が寄せられており「いろんな種類を試してみたい」(本間シンクロ委員長)と、安部の筋肉美を強調するために露出部分が大幅に増えそうだ。

 演技についても「2人が絡む部分を増やし、難易度のある技を見せる時間を多くするように」という指摘があった。演技の後半でスタミナが切れる安部は「納得のいく演技がお見せできてない」と厳しい表情を浮かべていたが、男女混合シンクロという全く新しいジャンルだけに、今後、2人がどう変わっていくか注目される。 (荒川敬則)

 

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