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気象庁「これまでと違うことが起きている可能性」
5月6日 8時46分

気象庁は、神奈川県の箱根山では火山活動がさらに高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、6日午前6時に火口周辺警報を発表し、大涌谷の周辺には立ち入らないよう呼びかけています。気象庁火山課の北川貞之課長は、6日午前8時から記者会見しました。
この中で北川課長は「これまでは比較的浅い場所を震源とする地震がほとんどだったが、昨夜9時すぎに起きたマグニチュード2を超える地震は、一連の地震活動の中では規模が大きく、震源の深さが5キロぐらいと、これまでよりも深い場所で起きた。より高温の火山ガスなどが上がってきているなど、これまでとは違うことが地下深くで起きている可能性があると考え、火口周辺警報を発表した」と説明しました。
そのうえで、今後の注意点について、「これまでのところ、規模の大きな噴火につながるような兆候は見られないが、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があり、それに伴って周辺では大きな噴石の飛散するおそれがあるので、警戒してほしい」と話しています。

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