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政府 TPP交渉の一部情報をHPに掲載
5月6日 4時12分

政府は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉内容の開示を求める声が出ていることなどを踏まえ、21分野、29章から成る合意文書の作成に向けて、交渉が続いていることを、ホームページで明らかにしました。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡っては、民主党と維新の党が、交渉の進捗(しんちょく)状況を国会に報告することを政府に義務づける法案を衆議院に共同で提出するなど、野党や業界団体などから交渉内容の開示を求める声が出ています。こうしたことを踏まえて、政府は、TPP政府対策本部のホームページに、TPP交渉に関する情報を掲載し、21分野、29章から成る合意文書の作成に向けて、交渉が続いていることを明らかにしました。
ただ、ホームページでは、分野ごとに協議の目的や概略などは明記しているものの、具体的な進捗状況や合意内容にはほとんど触れていません。一方、政府関係者によりますと、このうち、税関手続きの簡素化などを定めた「税関当局および貿易円滑化」や、ビジネス関係者の入国許可や手続きの迅速化について定めた「一時的入国」など、7分野、10章に関する交渉はすでに終了しているということです。
TPP政府対策本部は「交渉参加国は交渉内容を漏らさないよう守秘義務の契約を結んでいる」などとして、これ以上の情報開示は当面できないとしていますが、交渉が進むなか、内容を明らかにするよう求める声はさらに強まることが予想されます。

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