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ネパール 日本の医療チームが態勢強化 手術開始5月5日 19時00分
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ネパールで起きた大地震で、現地で活動を続ける日本の国際緊急援助隊の医療チームは5日から骨折をした人の手術を始め、大けがをした被災者を受け入れる態勢を強化しています。
先月25日にネパール中部で発生したマグニチュード7.8の大地震では周辺国と合わせて、これまでに7500人以上の死亡が確認されました。
また、ネパールでは36万棟を超える建物に被害が出ていて、大勢の人たちが屋外で避難生活を続けています。
このうち、被害が最も大きかった中部シンドゥパルチョク郡のバラビセでは、日本の国際緊急援助隊の医療チームが今月1日から仮設の診療所を設けて医療活動を行っています。
バラビセでは町の90%以上の建物が被害を受け、唯一の病院が壊れて手術ができない状態が続いていました。
このため、医療チームは日本から持ち込んだテントや、全身麻酔をかける機器をカトマンズから取り寄せ、5日から、けがをした人の手術を始めました。
海外に派遣された国際緊急援助隊の医療チームが手術を行うのは今回が初めてです。
診療所には、がれきの下敷きになって足を骨折した女性が朝から手術を受けていました。手術を見守っていた夫は「今は少し安心しました。早く、よくなってほしいです」と話していました。
また、山岳地帯の村から軍のトラックで7時間かけて運び込まれた男性が手術の順番を待っていました。
医療チームによりますと、これまでに診察した患者のうち60%が骨折の治療を受けたということです。
国際緊急援助隊医療チームの大友康裕副団長は「手術をしなければ後遺症が残ったり命を落とすかもしれない人もいます。被災した人たちのためにチーム全体で頑張ります」と話していました。
また、ネパールでは36万棟を超える建物に被害が出ていて、大勢の人たちが屋外で避難生活を続けています。
このうち、被害が最も大きかった中部シンドゥパルチョク郡のバラビセでは、日本の国際緊急援助隊の医療チームが今月1日から仮設の診療所を設けて医療活動を行っています。
バラビセでは町の90%以上の建物が被害を受け、唯一の病院が壊れて手術ができない状態が続いていました。
このため、医療チームは日本から持ち込んだテントや、全身麻酔をかける機器をカトマンズから取り寄せ、5日から、けがをした人の手術を始めました。
海外に派遣された国際緊急援助隊の医療チームが手術を行うのは今回が初めてです。
診療所には、がれきの下敷きになって足を骨折した女性が朝から手術を受けていました。手術を見守っていた夫は「今は少し安心しました。早く、よくなってほしいです」と話していました。
また、山岳地帯の村から軍のトラックで7時間かけて運び込まれた男性が手術の順番を待っていました。
医療チームによりますと、これまでに診察した患者のうち60%が骨折の治療を受けたということです。
国際緊急援助隊医療チームの大友康裕副団長は「手術をしなければ後遺症が残ったり命を落とすかもしれない人もいます。被災した人たちのためにチーム全体で頑張ります」と話していました。