アシアナ機事故:広島空港が運航再開

毎日新聞 2015年04月17日 10時48分(最終更新 04月17日 11時15分)

運航が再開した広島空港を飛び立つ国内線始発便。手前は空港敷地内に止まったままの事故を起こしたアシアナ航空機=広島県三原市で2015年4月17日午前7時52分、宮武祐希撮影
運航が再開した広島空港を飛び立つ国内線始発便。手前は空港敷地内に止まったままの事故を起こしたアシアナ航空機=広島県三原市で2015年4月17日午前7時52分、宮武祐希撮影

 今月14日夜、韓国・仁川からのアシアナ航空機(エアバスA320)が着陸に失敗した事故で滑走路が閉鎖されていた広島空港(広島県三原市)は17日朝、3日ぶりに運航が再開された。午前7時35分発の羽田行き全日空機(B787)が118人を乗せ、定刻通りに飛び立った。

 同空港ではこの日、チャーター便を含む国内・国際線計60便のうち10便が機材の都合などで欠航する以外は、通常通り運航される。国土交通省によると、事故で誘導機器などが損傷したため、当分の間、見通しが5キロ以上あることなどを条件に離着陸が許可される。

 滑走路南側の緑地帯には事故機が残されたまま。この日も国交省運輸安全委員会の調査官らが、機体の状況などを調べる。この日から、仏航空事故調査局(BEA)や機体メーカー・エアバス社の関係者も加わる。【菅沼舞、石川将来】

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