仏極右のルペン前党首を資格停止 反ユダヤ発言で【パリ共同】フランスの極右政党、国民戦線(FN)は4日、執行役員会を開き、反ユダヤ主義的な発言を繰り返す党創設者のジャンマリ・ルペン前党首について規律審査し、党員資格を一時停止する処分を下した。フランス公共ラジオが伝えた。 同氏は4月上旬に雑誌でナチスによるガス室を使ったユダヤ人虐殺について「ささいな出来事」などと発言。娘のマリーヌ・ルペン現党首が父を非難し“お家騒動”として注目された。ただ党分裂などに至る可能性は小さく、フィガロ紙は処分により「FNは新たな支持者を得るだろう」と指摘した。 前党首の資格停止期間は3カ月以内に開催される臨時総会まで。 【共同通信】
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