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アフガン政府とタリバン カタール事務所再開で一致
5月5日 20時18分

アフガニスタン政府と反政府武装勢力のタリバンは、おととし、中東のカタールに設置されていながら、実質的に機能していなかったタリバンの対外的な窓口である事務所を再開させるべきだという考えで一致し、和平交渉の開始に結びつくのかどうかが注目されます。
アフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンの代表らは先週末、中東のカタールで、国際的な科学者団体が主催したアフガニスタンの和平に関する会議に出席しました。
主催した団体が4日付けで発表した会議の報告書によりますと、双方は和平交渉に向けたやり取りを促進させるため、カタールにあるタリバンの事務所を再開させるべきだという考えで一致したということです。
タリバンのカタール事務所は、おととし、タリバンの対外的な窓口として設置されました。しかし、当時のカルザイ大統領が、この事務所を通してアメリカが、頭越しにタリバンと交渉しようとしているなどとして反発し、その後、事務所は実質的に機能していませんでした。
双方が事務所を再開させる考えで一致したことが、和平交渉の開始に結びつくのかどうかが注目されますが、タリバン側は今回の会議で和平交渉の前提として、駐留する国際部隊の完全撤退を求める考えを改めて示していて、交渉開始までには、まだ時間がかかるのではという見方も出ています。

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