(cache) サーチナ|韓国で「地震発生頻度」高まり!・・・建物の耐震性見直しを!=韓国華字メディア  



韓国で「地震発生頻度」高まり!・・・建物の耐震性見直しを!=韓国華字メディア


 韓国メディア・聯合ニュースの中国語版は4月26日、韓国国内で発生する地震の回数が年々増加する一方で、耐震設計が求められる建物のうち、耐震基準を満たす建物の割合が6割にとどまっていると報じた。  記事は、韓国気象庁が4月26日に発表した統計データで、韓国における年間平均地震発生回数が1980年代にはわずか16回だったのが、90年代には26回に増加、さらに2010-14年には58回と急増したことが明らかになったと紹介。今年はすでに13回の地震が発生しており、「韓国は決して地震安全地帯ではない」と伝えた。  また、マグニチュード5クラスの地震も増える一方で、韓国国内の多くの建築物が然るべき耐震能力を備えていないと指摘。韓国政府・国土交通部が昨年発表したデータでは、同国には「耐震設計」が求められる建築物が30万7000棟あり、そのうち耐震基準を満たしているのは、6割に当たる18万5000軒に留まっていることが分かったとした。そして、気象庁の責任者が「地震の頻度は日増しに上がっており、政府はあらゆる耐震、防震措置を講じる必要がある」とコメントしたことを伝えた。  聯合ニュースは同日、25日にマグニチュード7.8の大地震が発生したネパールに対して、韓国政府が100万米ドル(約11900万円)の緊急人道支援を行うことを発表したと報道。さらに、外交部が緊急救助隊派遣などのさらなる援助措置についても積極的に検討する姿勢を示したことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)謝飛/123RF.COM)