北京=小野甲太郎、池尻和生
2015年5月5日23時14分
北京を訪問中の高村正彦・自民党副総裁ら超党派の日中友好議員連盟の議員団は5日、中国共産党序列3位の張徳江(チャントーチアン)・全国人民代表大会常務委員長と約1時間半、会談した。
会談後に記者会見した高村氏によると、張氏は中国が設立を主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について「いい銀行にする努力をしたい。日本も協力してほしい」と呼びかけ、高村氏は「透明性などの懸念がある程度払拭(ふっしょく)されれば、日本が入ることを検討することもありうべしだ」と伝えた。
また、張氏は「日本の戦後70年の平和国家としての歩みを評価する」と繰り返し言及。「70年という重要な時期に中国国民や世界の人たちが納得できるものにしてほしい」とも語り、安倍首相が今年夏にも出す戦後70年談話について注視していく姿勢も見せた。
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