バクー=都留悦史
2015年5月5日05時30分
アジア開発銀行(ADB)は4日、アジアでのインフラ整備に民間企業がお金を投じやすくするための信託基金を設立した、と発表した。日本は4千万ドル(約48億円)を拠出。カナダ、オーストラリアの各政府とADBからの拠出分を足して計7400万ドル(約90億円)を集めた。
財源が限られるアジア諸国は、インフラ整備への投融資を民間企業にも求めてきた。だが、採算性が不透明ではお金は入れられず、民間資金の活用はうまく進んでいないのが現状だ。
ADBは日英仏などの8銀行と協力。当事国政府に代わって事業調査や事業者の選定、契約書の作成などにお金を出し、民間企業の投資判断を手助けする。基金には欧州も関心を示しており、規模は将来的に最大1億5千万ドルまで拡大する見通しだ。ADBの中尾武彦総裁は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)との協力を明言しており、新基金がAIIBの投融資先の発掘にも活用される可能性がある。(バクー=都留悦史)
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