ゲームは精神的な病気の治療にもつながるようだ。
ドイツのフライブルグ大学の研究グループが、精神分野の国際誌であるソーシャル・サイコロジカル・アンド・パーソナリティー・サイエンス誌に2015年4月9日に報告した。
ビデオゲームの物語性
ビデオゲーム効果については従来も研究対象となってきた(コンピューターを使って「ボケ防止」、ゲームも有効か?を参照)。
過去の研究はゲームの大よその内容やどのように遊ぶかといった点から効果を検証してきた。ロールプレイングゲームのような物語を含んだものの文脈的な要素がどのような効果を持つかを検証されたことはあまりなかったようだ。
今回の研究は、ゲームの文脈的な要素の役割について、プレーヤーにゲームを進めてもらう中で検証した。ランダムにストーリーの伴う謎解きゲームと、ストーリーの伴わないパズル系のゲームをしてもらい、20分ほどプレイした後に他人の感情を推し量るテストを受けてもらうなどして検証している。
社会的なスキルが高まる
結果として、プレーヤーはストーリーの伴うゲームをした場合に、他人の感情を推し量る能力を高められると分かった。ゲーム中のストーリーを通してその役割に没入して、没入を介して自立していくようになるほか、他者との関係性において満足を得られていると見られた。
社会的なスキルを高めるときに直接人と接するのが早いが、難しい場合にゲームは使い出がある可能性もあるのかもしれない。
自閉症のような病気を改善させるためにも利用できるだろうか。
文献情報
Daniel Bormann et al. Immersed in Virtual Worlds and Minds, Effects of In-Game Storytelling on Immersion, Need Satisfaction, and Affective Theory of Mind. Social Psychological and Personality Science April 9, 2015

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