「3Dプリンターでどこまで精巧なフィギュアが作られるの?」
3Dプリンターの仕事に関わる身としては、よく聞かれる質問です。
巷で騒がれてる3Dプリンター。
フィギュアやホビーなどとは相性が良く、一点ものの模型を作りたい際によく使われております。
また、フィギュア原型師なども3Dプリンターを利用し、フィギュア模型を作っています。
流れとしては、
mayaやSculptric、Cinema4D、3DSMax、ZBrushといったモデリングソフトを使って、3Dデータを作成。
その後、3Dプリンターで模型出力し、接着し、塗装する という流れです。
実際に3Dプリンターで作ったフィギュアを見てみましょう!
①まずは出力
まず、バラバラで出力します。こちらは、HD3500 という機械で出力。造形ピッチは、16μで一番精度の高いものになります。
こちらのプリンターでは、最小で0.01mmの細かさで再現できます。
一度に多くのパーツを造形すると精度が落ちたり、不良品が出やすくなるので、2回に分けて出力しましょう。
以下、フィギュアのパーツ。
アクリル樹脂という素材で、少し弾力性と柔らかさがあります。もっと透明にすることも可能です。
こちらもパーツ。
全部で69パーツほどあります。
②接着をする
出力したフィギュアを接着。
グレードアップ
神秘的だ。笑
③塗装する
いよいよの仕上げ。塗装を行います。
といっても、塗装中の画像が無いため、完成品の画像をアップしていきます。
超クオリティ高い!!!!!
細かい部分まで、メチャメチャ表現できてますね。
もちろん、原型師の腕の良さが大きいので、このクオリティが出せるかと思います。
当方では、出力をお手伝いさせていただきました。
さて、こちらのフィギュアの出力にかかった値段ですが、
69パーツ・全長180mmで、10万円程度になります。(塗装・接着は別途)
データ入稿から納品まで、約3日という短納期を実現しております。
値段はやっぱり多少しますが、一番のメリットは時間短縮!
お急ぎのイベントの際などに、便利ですね。
このフィギュアは、レプリカントという雑誌でも取り上げていただいたようです。
イベント展示にも利用!
他にも、イベント展示用のフィギュアの出力を行いました。
こちらの完成品がコチラ!
こちらで大体6万円前後。
個人の方が作成しました。土台の部分は別物になります。
販売キットとしても利用。
こちらは、イベントでの販売用のフィギュア。
実際に既成品として販売できるクオリティで出されています。
※残念ながら完成品の写真はありません。
それでも、やっぱり原型師の力量が大きい。
「3Dプリンターが普及すれば、フィギュア原型師の仕事がなくなるのではないか。」という話を聞いたことがあります。
ただ、いくら3Dプリンターで高精細なものができても、それを綺麗に磨いて、接着し、塗装する技術が必要です。
さらに、3Dデータを作ったり、トータルでの監修ができる人が必要なのではと感じています。
結局、フィギュアのことをよく知ってる職人が必要なので、フィギュア原型師の仕事はなくならないんじゃないかと思います。
やはり3Dプリンターだけで完結できるフィギュア模型は、まだまだできない部分も多いので(後程、別記事で取り上げます)、
まだまだ職人の腕が大きく関わるのでは?と思います。
今後、3Dプリンターが作業効率のツールとして普及していき、クリエイターにとって便利なものになれればと思います。
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