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ネパール 広範囲で地面10cm以上動く
5月5日 5時31分

ネパール 広範囲で地面10cm以上動く
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ネパールで発生した大地震について、国土地理院が衛星によるレーダー解析を行った結果、ネパール国内では地震によって東西160キロ、南北120キロほどの範囲で地面が10センチ以上動き、首都・カトマンズ付近では1メートル余り地面が隆起したとみられること分かりました。
先月、ネパールで起きたマグニチュード7.8の大地震で、国土地理院は地震によって地面がどれくらい動いたか地球観測衛星「だいち2号」がレーダーで観測した、地震の前と後のデータを比較して調べました。
これまでの解析で、震源から東へ100キロほど離れた地域では、地面が60センチ以上動いたとみられることが確認されていますが、その後の解析で、カトマンズの北から東へ30キロほどの地域ではさらに変化の量が大きく、地面が1メートル20センチ以上隆起したとみられることが分かりました。また、カトマンズの北東付近を中心に東西160キロ、南北120キロほどの範囲で、地面が10センチ以上動いたとみられることも分かりました。
国土地理院・地殻変動研究室の矢来博司室長は、「変化が大きい場所ほど地震による揺れが強く、被害が大きかったと考えられる。影響が広い範囲に及んでいるため、さらに詳しく解析をして被害の全体像の解明につなげていきたい」としています。

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