佐藤靖
2015年5月5日09時10分
後ろ脚で立って歩いたり、道具で上手に遊んだりする釧路市動物園のホッキョクグマ「ミルク」(メス、2歳)が人気だ。インターネットの投稿サイトで話題となり、ミルク目当てに道外から来園する人もいるという。
ミルクは、秋田県の男鹿水族館GAOで生まれた。釧路市動物園からGAOに貸し出したクルミ(18歳、メス)の子で、昨年1月31日にGAOから釧路市動物園に移り、公開されている。名前は母親のクルミを逆さにしたものだ。
ホッキョクグマは立つこと自体は珍しくない。しかし、ミルクは長く歩いたり、道具を使って遊んだりするのが得意。その姿が動画サイト「You Tube」などで紹介され、動画サイトの最も多い視聴回数は29万回を超えて全国に知られる存在になった。
遊び道具は、ポリタンクや細いガス管、浮き球など。立って投げたり、蹴ったりするほか、プールに飛び込むなどの動き回る姿が人目をひく。拍手が起きたり、「うまいぞ」などとかけ声がかかったりすると、それに応えるかのようにさらに続けてくれる。
飼育担当の久保埜(くぼの)広行さんは「道具によって遊び方を変える工夫をしている。30~40人が囲んで見ていると、担当者としてもありがたい」と話す。
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