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【政治】

<親子で学ぼう>こどもの日編 日本の主役はわたしたち 選挙 18歳から投票に

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 皆さん、こんにちは。こどもの日のきょう、「親子で学ぶぅ」は特別編(とくべつへん)として新聞(しんぶん)の1ページ目に登場(とうじょう)しました。テーマは「若(わか)い人と政治(せいじ)」を取り上げます。今は20歳(さい)にならないと選挙(せんきょ)で投票(とうひょう)できませんが、18歳に引き下げられることが間もなく決まります。近い将来(しょうらい)、大人(おとな)になって政治に参加(さんか)する皆さん。まなぶぅ君と一緒(いっしょ)に考えてみましょう。

 学校の話から始めます。小学校なら児童会(じどうかい)、中学校なら生徒(せいと)会などがありますね。児童会、生徒会のメンバーは、皆さんの代表(だいひょう)として学校の決まりをつくったり行事(ぎょうじ)を進(すす)めたりします。選(えら)び方は、いろいろですが、生徒会は紙(かみ)に書かれた名前を選んで提出(ていしゅつ)し、多く書かれた人を選ぶ方法(ほうほう)が多いと思います。これが「選挙」です。政治のしくみも基本(きほん)は同じ。お父さん、お母さんたちの一票(いっぴょう)で代表が選ばれ、その人たちが皆さんのために働き、国(くに)や街(まち)のルールを決めるのです。

 日本の主役(しゅやく)は、国民(こくみん)一人一人です。このことを「国民主権(しゅけん)」といいます。国の基本的なルールを決めた憲法(けんぽう)に書いてあります。主役の国民が政治家を選び、政治家は国民のために働きます。

 政治と若い人の話題(わだい)を二つ紹介(しょうかい)します。まず選挙権年齢(ねんれい)が18歳以上になること。今、開かれている国会(こっかい)で決まる予定です。皆さんは、お父さんやお母さんの時より2年早く選挙権を得(え)ることになります。

 残念(ざんねん)な話もあります。最近(さいきん)、投票に行く人が減(へ)っています。特に若い人は投票に行かない人が多いのです。投票に行かないと、自分(じぶん)の意見(いけん)は政治に生かされません。若い人が投票に行かないと、若い人の意見を伝(つた)えてくれる政治家が少なくなってしまいます。

 だから、自分たちがどんな暮(く)らしをしたいのか、将来、どんな人に投票したいのか、じっくり考えてみてくださいね。最近、本物(ほんもの)の選挙そっくりの「模擬(もぎ)投票」をする学校が増(ふ)えています。一度経験(けいけん)してみると投票で選ぶ実感(じっかん)、つまり自分が国の主役である実感がわきますよ。 (学ぶぅ担当デスク・城島建治)

 

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