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【プロ野球】

インフィールドフライでサヨナラ負け 巨人赤っ恥

2015年5月5日 紙面から

9回広島1死満塁、(1)代打小窪の打球がインフィールドフライを宣告され三塁手村田(右)と一塁手フランシスコの間に落下(2)打球を処理したフランシスコ(左から2人目)が本塁を踏むが三走野間(右から2人目)にタッチせず生還が認められる(3)今季初のサヨナラ勝ちに喜ぶ野間(右端)ら広島ナイン=マツダ

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◇広島3−2巨人

 広島が今季初のサヨナラ勝ち。同点の9回1死満塁でインフィールドフライを宣告された代打小窪の打球処理を巨人野手陣がもたつき、その間に決勝点を奪った。大瀬良は5安打2失点で完投し、今季初勝利。巨人は3連勝でストップ。

     ◇

 後味の悪さだけが残った。巨人は9回1死満塁から小窪の飛球がインフィールドフライとなった時点で三走の野間をアウトにするにはタッチが必要だった。しかし、球を捕った一塁手のフランシスコは、併殺を狙ったのかなぜか本塁を踏み一塁へ送球。とっさの判断とはいえ、痛恨といえるミスだった。

 「結果的にこういう状態になった。それ以上は言う必要はないと思います」と原監督。サヨナラ負け後に5分の猛抗議も実らない。「しっかり話をして言いたいことも言ったし…」と自らを納得させていた。一方、当事者のフランシスコは「自分は(球を)取りにいって、あとは審判の判断なので何も言えない」。ぶぜんとした表情を浮かべるしかなかった。

 小窪の飛球をフランシスコとお見合いして失策が付いた村田は「インフィールドフライで球が落ちたらタッチというのは知っていた」と力なく話した。福家球審が「うまく伝えてあげられるようにしなければいけなかった」と話したようにジャッジの伝達に問題はあったのも確か。三塁ベンチにはやるせなさが漂っていた。 (川越亮太)

 

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