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【国際情勢分析】習氏「はい、はい」と軽視される台湾 AIIBでハシゴ外された馬英九政権の“面子丸つぶれ”

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【国際情勢分析】
習氏「はい、はい」と軽視される台湾 AIIBでハシゴ外された馬英九政権の“面子丸つぶれ”

4月14日、台北市内の総統府で、日本メディアと会見する馬英九総統

 台湾が中国主導で設立準備が進む国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーから除外されたことで、馬英九政権への批判が強まっている。期限の3月末に“駆け込み”申請し、名称や参加資格について控えめの要求をしたにも関わらず、はしごを外されメンツを失ったためだ。低姿勢での要求でも「満額回答」で応じない中国の姿勢は、来年5月の任期満了を前にレームダック(死に体)化が進む馬政権を、中国側が軽視する現状を印象付けた。

習氏は「はい、はい」とだけ

 「当然、遺憾に思うが、正式メンバー、完全なメンバーとなるために努力し続ける」

 馬英九総統(64)は14日、台北市内の総統府で日本メディアと会見、創設メンバーから除外されたことを問われ、こう強調した。今後は一般メンバーとしての参加を目指す。

 中国当局が台湾の除外を公表したのは13日。香港の通信社の報道を追認する方法を取ったが、中国側が事前にリークした可能性がある。

 中国での報道を受け、台湾の行政院(内閣に相当)の報道官は、前日の夜に情報を得ていたと明らかにした。中国財務省が創設メンバー57カ国を発表したのは15日。それよりも前に台湾当局に通知し公にすることで、一定の配慮は示した形だ。

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