前も一回考えましたが,三権分立が民主主義なのでしょうか?二権対立でいいのではないでしょうか?
基本的には一般人それぞれが自由に活動すればいいのですが,それを行政サービスとして取り纏める者がいる。
そこに,立法府と行政府それぞれの必要性が出てきます。
そして,立法府と行政府を第三者機関としてチェックする立場として,司法府が出てきます。
”第三者機関”によるチェックは必要なのだから,三権分立は一見妥当です。
けれどもそれはあくまで理屈上です。
実態として立法府は,市民の意見を吸い上げるために選挙を受けるという不確かな地位にある一方,行政府と司法府は最初から公務員として何十年間も働くことが約束された者であるから,立法府以上に癒着が起こりやすい部門であることも確かです。
そうすると,”第三者機関”である司法府の機能に対しては期待ができません。
これは私がひしひしと感じていることです。
現状結局,分かりやすく言うと民衆対公務員という構図になります。
もっと突っ込むと,民衆の代表である国会議員が官僚の手下になっているのが実態ですよね。
これは,3権中2権が結託して,小沢氏や美濃太田市長の不当逮捕・起訴・判決を連携していたりすることとも繋がると考えます。
これらを解決する案として,公務員の側として職業裁判官がいて訴訟を扱う一方,民衆の側として訴訟のチェックをすればいいと思います。
たとえば地裁・高裁は職業裁判官が扱う一方,最高裁は民衆の側である国会議員の任務にしてもいいと思います。
日本では衆議院と参議院がありますが,チェック機関である参議院の意義がイマイチないので,参議院議員から選抜して最高裁の職務をするというのもありかとも思います。
最高裁の定員を減らす代わりに,最高裁に当たる部門を扱う参議院議員を増やせばいいです。
それでは司法はめちゃくちゃになる,という人もいるでしょうが,法曹家で我こそはと思う者が参議院議員に立候補したって構わないのですし。
民主主義は三権分立といいながら,人間は感覚としてどうしても対立軸で考えてしまう生き物です。
衆議院/参議院,与党/野党,右派/左派,護憲/改憲,賛成/反対など,すべて然りです。
ならば,人間の本性に従って対立軸に従ってあらゆるものごとを検討したら,それこそが民主主義なのではと思います。
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