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《「全員が会長」の自覚で、永久不滅の創価学会を》
今回、日本はもとより、世界の青年部が「3・16」記念の行事を行っている。
「新しき世紀を創ろう!」――そういう青年の″熱″と″光″が、世界中にみなぎってきた。
いよいよ「青年の世紀」が始まった――こう、私はうれしく見守っている。
わが青年部は、めざましい成長と拡大を遂げた。
「よくやった」とたたえたい。
本格的な「青年部の時代」の到来である。
青年部の結成の日を思い出す。場所は、小さな西神田の旧学会本部。
当時、他の宗教は立派な建物をもっていた。
いちばん正しい創価学会が、いちばんみすぼらしい建物であった。
結成式に集ったのは、わずか百数十人の青年である。その時に戸田先生は言われた。
「きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会会長が現れるであろう」
「そのかたに、心からお祝いを申しあげておきたいのであります」
先生は、すべてを見とおしておられたのである。
そこで、きょう、私は申し上げたい。
「今回、集まった青年部の諸君は、全員が創価学会の会長の自覚をもってもらいたい」と。
これからは、一人がすべてを担うという時代ではない。
これだけの大きな団体であり、多次元に、また世界と連動しながら広がっている大民衆組織である。
しかも何の権力もなく、たえず圧迫を受けながらの前進である。
一人や二人の力で、どうなるものでもない。団結しかない。
もちろん組織の機構上、会長という立場の人は決まっていくであろうが、
実質は「全員が会長の自覚に立っていく」以外にない。
その自覚と責任、行動で、永遠に「広宣流布」へ、「民衆の勝利」へ、進んでいっていただきたいのである。
皆が喜び、皆が楽しく前進できる創価学会、そして恒久的な創価学会を築いていただきたい。
これが諸君への私のお願いである。
諸君の使命は、大切な創価学会を「恒久化」することである。
″永久不滅の創価学会″を築くことである。
それ以外に、広宣流布の流れを永遠化することはできないからだ。
絶対に、学会利用の悪人に、かき乱されてはならない。見破っていかねばならない。
では、創価学会を永遠化し、広宣流布の永遠の流れをつくっていくには、どうすればよいのか。
それは、優秀な諸君自身が思索し、実行する以外にない。
また、あらゆる次元から論じることができよう。
それを前提にして、きょうは、根本的次元から、一端を語っておきたい。思索の糧にしていただきたい。
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