何かを見聞きして「なんだか面白そう」と思うことはしょちゅうある。テレビやらネットやらを見てたら、次から次へと面白そうなことが流れ込んできて「いつかやろう」と思っていつになってもやらなかったり、「あとでよむ」ことにして全然あとで読まなかったりする。それでいて「最近なんかおもんない」とつぶやいてみたりする。いや、おもんないのは「最近」じゃなくて、何もしようとしない自分やん?
すぐやる、今すぐやる!とか言い出すとすぐに意識高い系のハナシに展開してしまいがちで、ボクだって自分のブログではなんらかの書籍を引用して、何度も語ってるような気がする。でも、面白そうだと思ったことをやるのに意識が高いか低いかなんて全然関係ない。
たとえば、さっきテレビでスシローの特集が流れてたんだけど、たまには近いからってかっぱ寿司ばっかり行かずにスシローに行こう。で、新作創作寿司の海老ミートソースやらめんたいポテサラ軍艦やらを食べてやろうと思ったりするのは、全然意識高くない。ところでくら寿司はどうなんだ?と思ってググってみたら、びっくらポン!でドラゴンボールグッズがもらえるらしく、これは行くしか!と思ってしまうのは、全然意識高くない。それにしても、ピッコロのボールチェーンフィギュアがほしい。
いや、まぁそれはおいといて、面白そうと思ったことは自分の中で熱量が溢れてるうちにさっさとやってしまったほうがいい。「面白そうなことをやってみる」という行動力だけを取り上げると、ボクはバカッターに敗北感を感じる。いや、もちろん、バカッター肯定派じゃないし、あんなのに憧れるわけでもない。ただ、アノ行動力はすげえなと思う。ボクは、すぐにうまくいくかどうかを考えてしまうし、やっぱり面白くないかもとか思ってしまう。そして、瞬時に生じるリスクを想定する。そして、そのうち熱量は減少していく。そんなふうに思いを巡らせることなく、瞬時にTwitterに公開してドヤってる勢いと行動力だけはすげえ!と認めざるをえない。
ただほんの少しの常識が備わっていないことが悲劇であり、それさえ備わってたら「すぐやる人になるための12のコツ」とか「なぜあの人はすぐやれるのか」とか書いて人気ブロガーやらビジネス書作家になれるのかもしれない。そう、バカッターと人気ブロガーは紙一重なのだ。いや、さすがにそれはないか。
彼らの瞬発力だけは見習いつつ、面白いと思ったものをさっさとはじめられる、そんな人間にボクはなりたい。そんなことを思いながら、このブログでこの文章を書いている。本当に面白いかどうかは、まぁ、やってみなきゃわからない。
そうそう。意を決してくら寿司に行ってきたら、いきなり5皿食ったところでびっくらポン!の当たりが出た。喜びに震えながら三星球を割ってみたら、中からタゴマとかいう知らんキャラのマグネットシートが出てきた。誰やねん。