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箱根山 火山活動やや高まった状態続く
5月4日 18時36分

箱根山 火山活動やや高まった状態続く
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神奈川県の箱根山では、4日の現地調査で温泉の蒸気が引き続き勢いよく噴き出していることが確認されるなど、火山活動がやや高まった状態が続いています。気象庁は、大涌谷付近では規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、自治体などの指示に従って、危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけています。
箱根山では先月26日の午後から、大涌谷から神山付近の地下の浅い場所を震源とする規模の小さな火山性の地震が増えていて、神奈川県温泉地学研究所の観測では、先月28日の地震の回数は146回に達し、4日も午後6時までに96回と、多い状態が続いています。
4日は気象庁と温泉地学研究所の職員が大涌谷で現地調査を行い、温泉施設の1か所で蒸気が勢いよく噴き出している状態が、この日も続いていることを確認しました。一方、ふだんから噴気が出ている斜面には霧がかかり、詳しい調査はできなかったということです。
今回の地震の増加に伴って、山の膨張を示すと考えられる僅かな変化は、この日も引き続き観測されているということです。気象庁は、箱根山では火山活動がやや高まった状態が続いていて、今後、大涌谷付近では規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、引き続き、自治体などの指示に従って、危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけています。

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