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 葬儀でのストリップショーは許しません――。中国文化省は4月、農村部などで見られるみだらな演出が社会に悪影響を与えているとして、警察と連携して厳しく取り締まる方針を明らかにした。葬儀の場でのストリップとされる映像がネット上でも出回っており、当局が放置できないと判断した模様だ。

 文化省によると、河北省で今年2月15日の夜、ある老人の葬儀に「紅バラ歌舞団」と称するグループが登場。2時間半にわたる公演の最後にストリップを披露した。当局が調査に乗り出し、歌舞団の責任者は15日間の行政拘留処分を受けた。江蘇省でも同じく2月、葬儀で「ストリップなどのみだらな公演」をした集団が摘発されたという。

 葬儀で参列者が集まらなければ、死者や家族のメンツが立たないとの考え方が背景にあるとみられる。